二百三十二話 ページ6
『ということで土方がおかしいんだけどこうなったきっかけとか知らない？』
沖田「俺から見たら土方さんもAさんも同じぐらい変ですけどねィ」
ただいま、ファミレスで沖田と会話中。
あの突入した日以外にも副長室を張り込んだが土方がなんでああなったかはわからなかった。
その時私の頭の中で土方イコール沖田の方程式が出来上がって今現在。
オイ沖田、奢ってやるというのにその態度はなんだ。
そう思いつつもナポリタンを食べる。
沖田「でも変わった原因については心当たりありやすよ」
『ホント？』
その言葉で目の前で店員さんに「高いもの上から順に五品」と言っている沖田に目を向けた。
美味しいそうなものとか好きなものとか関係なしに私に金払わせようとしてる魂胆が丸見えだ。
『…ねぇ、沖田ってそんな食べるタイプだったっけ』
沖田「いやー、ちょうど最近食べ盛りにはいりやしてね。
ホラ、このぐらいの歳って食べることが青春みたいなもんでしょう？」
『食べることが青春にはならないかな』
何言っても無駄なことは知ってるが気にはなる。でも奢るって言ったのは私だしな。
それで本題の土方についてに戻ろう。
沖田「そうだ、土方さんの件ですけど風の噂で妖刀の仕業だと耳にしたことがありやす」
『あー、伊東くんが送ってきた奴？』
沖田「いや、違いまさァ。
あのときは確か土方さんは受け取らずに、街の鍛冶屋にあった刀を持ち帰ってきてやした」
妖刀。沖田の話を聞きながら紅桜を思い浮かべる。
アレも妖刀だったはず。嫌な思いでしかない。
そういえばヅラ、紅桜が所有者の意識をかっさらうとかそのまま使ってると死ぬみたいなこと言ってた気が……。
土方ヤバくね。
というか妖刀に寄生されるされない以前に局中法度破りまくってるし普通の隊士なら冗談抜きで切腹ものだし、そこを指摘されたらぐうの音も出ない。
しかも今は土方と壊滅的に仲が悪い伊東くんもいる。
こんな絶好のチャンスを頭がいい伊東くんが逃す筈がない。
次の会議かなんかでそうされたら。
『土方死ぬんじゃない？』
沖田「可能性はなきにしもあらずですからねィ」
やったな沖田、念願の副長の座が手に入るぞ。
そのとき私は何になるんだ？その前に私がいるから沖田が総長になって私が副長になるのか？
…そのときは大人しく沖田を副長にしよう。
でも詩織ちゃんが補佐につくのはうらやましい。
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たこわさび - めぐぽん(*´･∀･)さん» こんにちは、一気見していただきありがとうございます。本作品は恋愛要素がゼロに等しいですがそこまで読める何かがあったと思うと嬉しいです。新ジャンル開拓のお手伝いになれればと思います。 (2023年3月2日 23時) (
レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - こんにちは^_^一気見させて頂いてます。正直、恋愛ものが好きだったのでここまで読めると思いませんでした。楽しいです。 (2023年3月2日 18時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - ふじゆずさん» 銀魂を読み返してくれるきっかけになったのなら嬉しいです！こちらこそありがとうございます‼無理しない範囲で更新続けていきますね！ (2022年11月5日 22時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
ふじゆず(プロフ) - すっごい面白いです！！(語彙力)この作品見て久々に銀魂読もうと思いました！！ありがとうございます！！(？)無理しないでください！！ありがとうございました！！(？) (2022年11月5日 21時) (レス) id: af6d5fb7bc (このIDを非表示/違反報告)
たこわさび - さちさん» コメントありがとうございます！更新を楽しみにしていただけて光栄です。これからもがんばります。 (2022年11月4日 22時) (レス) @page10 id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこわさび | 作成日時：2022年10月25日 18時
