19 ページ20
.
『そーやん!オマエ賢いな!』
いやいや。ふたりとも馬鹿かなんかなんですかね?
拒否権なしか?回避方なしか?
よし、ここは一か八か。
「あー、携帯忘れました」
『さっき友達に連絡してたやん』
ですよねえ。
まあそうなりますよねえ。
「わたし二台持ちなんですよ。これ仕事ので。なんかあったときのために携番だけ聞いてたんでショートメール送ったんです〜」
わたし、天才か。
よくもまあこんな口から出まかせ思いついたな。スラスラ出たわ。
そして、ここを一刻も早く出よう。ここは危険だ。
『そーなん?じゃ番号教えて?』
「あー、番号変えたばっかで覚えてなくて〜」
わたし、負けない。
『じゃ、俺の言うから携帯にメモって〜』
と言われ、11ケタの数字の羅列をふたつ押し付けられたわたし。
まあ連絡せんかったらいっか!
『連絡せえへんとか、ナシやで?』
貴方は何故そんなに鋭いんだ。リョーちゃんさん。
「じゃ、後ほど連絡しますね〜」
.
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←18
47人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sakura x他1人 | 作成日時:2018年5月10日 22時