5話 ページ7
そうだ、きっとそうに違いない。
生きていた時、というか死ぬほんの少し前まで読んでいた漫画、「ワンピース」。
あまりにも世界観が反映されすぎていた。
ゼニス「それでよー！その時の海賊の顔が面白ぇのなんのって…………」
『すご、お強いんですね』
ゼニス「そうだろそうだろ！！まぁ、俺たちにかかりゃこんなもんよ！！」
がっはっはと得意げに笑うゼニスさん。
そんな彼の話を聞きながら、私はなんて死亡フラグが乱立する世界に来てしまったんだ…………と絶望していた。
いっそこの島に住み着いて、フラグというフラグを根こそぎ折ってやろうか。
ゼニス「そーいや嬢ちゃん、これからどうするんだ？」
とんでもないことが頭をよぎった時、ゼニスさんはそう聞いてきた。
確かに。これからどうしよう。
『うーん………さっきあんなこと言っといてなんですけど、特に行くあてもお金もないんですよねぇ』
若干恥ずかしくなって俯く。
これから厨二キャラ発動する時はフードでも被ろうかしら。恥ずかしいから。
ゼニス「そいつぁ傑作だな！！！じゃあ、宛ができるまでウチで働くか？？」
『えっいいんですか』
ゼニス「当然よ！！！」
なんていい人なの………………
感動する私の前に、「そのかわり、」と人差し指を出すゼニスさん。
ゼニス「その“ゼニスさん”ってぇのはナシだ。勿論、その敬語もな。」
『……………』
ゼニス「なんだ？不服かよ」
『代償が安すぎる……………』
てっきりなにか恐ろしいことでも要求されるんじゃないかと思っていた私は、すっかり気が抜けて机に突っ伏す。
飲みます、飲みますともその条件。
突っ伏したままグーサインを出すと、ゼニスさ………ゼニスはニカッと笑った。
ゼニス「おう！じゃあ嬢ちゃんの名前も教えてくれよ！」
『うっそ、私名前言ってなかったの！？！？めっちゃごめん、私はA。宜しくねゼニス！！』
ノリで苗字は伏せたよ。
ゼニスにつられて私もニカッと笑った。
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サボり魔 - 軽く腹筋板チョコになりましたwwwwww コンソメうにさんの小説超絶好きです！更新頑張って下さい！ (2022年3月10日 17時) (
レス) id: 51d0125873 (このIDを非表示/違反報告)
白浪美鎖(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！勘違いされ系のオリ主大好きです！更新頑張ってください！ (2019年10月1日 22時) (レス) id: 31cb5193da (このIDを非表示/違反報告)
かあ(プロフ) - はじめまして！久しぶりに面白い作品に出会えました♪今後の展開が楽しみです！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年9月22日 7時) (レス) id: 1f1c086ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 推しはサボ君です！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年9月11日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
かなぎ。(プロフ) - めっちゃ面白いです！このテンションの夢主好きだー！更新頑張ってください！ (2019年9月6日 22時) (レス) id: 0ff8654487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コンソメうに | 作成日時：2019年8月15日 19時
