【ハイキュー】女の子達の争いを遠くから眺めるのが趣味です (ページ47)

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45話ページ47

てっちゃんに連れられ、駐車場のような所まで来た。

『てっちゃーん、これ何人くらい人くんの？？』

黒尾「あー？あー、数えたことねーわ」

『なんでだ』

使えねー主将だな、と心の中で愚痴る。

黒尾「悪かったな使えねー主将で。ほら、他校来たぞ」

『貴様読心術の使い手か…！？』

わかったわかった、とてっちゃんに促された方向を見ると、バスが２、３台続いて到着したようだ。

その中の１台のドアがプシューという音と共に開き、人が降りてきた。

『でっけぇなバレー部ってやつァ………』

黒尾「Aチャーン？外面は家出中なのかなー？」

おっと、うっかり心の声が漏れてしまった……

慌てて口を抑えながら、バスを降りてきた人達の元へ向かう。

とりあえず挨拶と案内をしようという初ジョブである。

Aっちがんばるぴ。

「うおーー！！！黒尾久しぶりじゃん！！元気してた！？！？」

そう雄叫びをあげながら、てっちゃんの元へダッシュする人が1名。

おい待て待て待て髪型どうなってん！？！？先祖ミミズクかなんかだったん！？！？！？

「ってあれ！？！？なんかマネ増えてる！？」

てっちゃんに突撃するのかと思ったけど、私の存在に気づいて急ブレーキをかけた。

騒がしい人である。

「はぁ………まったく、少しは大人しくしててくださいよ、木兎さん」

突然のことに目を白黒させてると、この人と同じ学校であろう人が連れ戻しに来た。

木兎「なんだよ赤葦のケチ！！！音駒にマネだぞ！？！？」

赤葦「はいはい。…うちの主将がすみません」

そう言って軽く頭を下げる………赤葦さん。多分そうだ。きっとあの人はモテるぞ。

そんで今引きずられてるビックボイスガイは木兎さんか。おけおけ3分くらいで忘れそう。

『初めまして、音駒の臨時マネージャーの珠園と申します。この度は宜しくお願い致します』

適当に外面を取り付けて挨拶する。

「マネージャー仲間が増えて嬉しいよ～！よろしくね～！」

「わ、めっちゃ可愛いじゃん！」

私の挨拶に返事をするように、女の人2人が次々に返してくれた。

おそらくこの学校のマネージャーさんかな。

圧倒的いい人感。お世話になります。