【ハイキュー】女の子達の争いを遠くから眺めるのが趣味です

44話 ページ46

一通り音駒の方々と挨拶をし終え、私は監督の所にも挨拶を済ませた。







外面はいいんだよ！！！！！！！







夜久「そーいや、Aはバレー経験者とかだったりすんのか？」




夜久先輩はひょこっと顔を覗き込んで私に尋ねる。




周りに比べると小さいなこの人。




『いえ、全く………てっちゃんと研磨がバレーしてるとこ見てたくらいで』




夜久「あー、まぁお前運動向いてなさそうだもんな……」




『あなためちゃくちゃ失礼な事言ってますよ今』





初対面の人間(しかも女子)になんつーこと言うんだ。まあ写真部ですけどね！！！！体育の評定3ですけどね！！！！




夜久「悪かったって！！その、雰囲気がなんとなく黒尾に似てるから喋りやすくてさ！」





ブスーっと拗ねてると焦ったように弁解する夜久さん。




『てっちゃんに似てるのは癪だけど許します』




黒尾「俺Aになんかしたっけ！？！？」




すかさずてっちゃんからのツッコミが飛んでくる。





流石マイカズンですねぇ(鼻ほじ)







そんなこんなしょーもない話をしていると、コーチ？の先生が体育館に入ってきた。





どうやら他校が到着したらしい。






『わー頑張ってね〜いってらっしゃいてっちゃん』




黒尾「何言ってんのお前も行くぞ」





主将を送り出そうとすると、本日何度目かの首根っこを掴まれて引きずるやつ。





私は猫かなんかか。






『ぐえぇ、てっちゃん横暴！！DV夫！！！！だから彼女出来ないんだと思いますわ！！！』




黒尾「うるせー！！こう見えても俺はモテるんですぅー！！」



『すげぇ！ニワトリを恋愛対象として見れる人類って存在するんだ！！！』




黒尾「ドブに捨てるぞお前」




『児童虐待！！！お巡りさん！！！！』





叫びながら手をバタバタさせたところで、ハッと我に返った。






……………やっっっば、ついいつものノリで押し問答してしまった。







『ん゛ん゛っ、さあ行きましょう黒尾先輩このまま運んでください』




黒尾「おま、わがままかよ………」





私は誤魔化すようにてっちゃんに早く体育館を出るよう促す。







ミナカッタコトニシテクダサイ。

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