【ハイキュー】女の子達の争いを遠くから眺めるのが趣味です (ページ37)

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35話ページ37

松川「あー、国見なら河田と一緒に帰ってるよ」

突然の爆弾発言。

『は！？！？！？河田さん！？！？』

花巻「そーそー、練習終わるか終わらないかで目ぇ真っ赤に腫らしてる河田が帰ってきてさ。あんまりにも可愛そうだから1人付けてあげようってなった。」

そして選ばれたのは国見でしたと。

優しいな男子バレー部。

あれおかしいな？？？私がさっき河田さんと一緒にいた時はそんなに目腫れてなかったはずなんだけど…………じっくり見ればわかるくらい。

さてはおめめ擦っちゃった？？？

『さては国見に心配される為……………？？？国見狙い………？？？やだ健気可愛い……………でもあのクズにその健気さは通じるのかどうか………』

金田一「お前の中の国見の評価サイアクだな」

『まあな』

知り合って2日で私と分かり合える時点でもうあいつダメだよ。私と性格変わらないよ。

花巻「で、矢巾と渡はコンビニ寄ってから帰る」

着いてってあげてくださいよ！？

岩泉「盛り上がってるとこ悪い、誰か俺に説明してくれ」

申し訳なさそうに手を挙げて、岩泉先輩はそう言った。

そうでした岩泉先輩には自己紹介すらしておりませんでした。

及川「俺にも俺にも！！さっきから何言ってるかさっぱりなんだよね！」

及川先輩もか……………

私は岩泉先輩………ついでに及川先輩に向けて謝った。

『あーーーすみません！！私は通りすがりの写真部です！！特技はバク転です！！』

花巻「いや初耳wwwwwwバク転wwwwwwwww」

また適当なことを言ってしまった。

バク転したことねーわ。

『かくかくしかじかで、女の子達の争いが遠くから見れない状況になっております…………』

かくかくしかじかとかいう便利なワード。

及川「うわ、随分変わった趣味なんだね………」

及川先輩が若干引き気味である。

あなたの髪型もとっても個性的で素敵ですね！！いう反論は飲み込んでおこう。

岩泉「なるほどな、要するにお前は国見に召喚された妖精だと」

『確かにすっっごいねじ曲げて解釈するとそうなりますけどそこは真っ当に受け止めて欲しかったです』

いつまで引きずるんだ妖精ネタ。もう飽きたぞ。

不満を込めて岩泉先輩を見ると、悪かったって、と頭をぐしゃっとされた。

ほぼ初対面の人間にそれはアカンですね兄貴！！！！！！兄貴と呼ばせてくれ！！！！！