【ハイキュー】女の子達の争いを遠くから眺めるのが趣味です

2話 ページ4

昼休みin教室


今日は朝練からなかなか良いもの(修羅場)が見れたのでうっきうきで弁当をリュックから取り出す。



誤解のないように言っておくけど、私ちゃんとご飯食べる友達いるし！！今日はたまたま友達が用事あるだけだから！！！！



さあどこで食べようか、と弁当を持って立ち上がった瞬間、上から無気力そうな声が引き止めた。



「あんた、朝練の時体育館にいたよね」




な ぜ そ れ を 知 っ て い る



いや、学校の大体の女子は体育館のギャラリーにいそうなものだけど(私もその1人である)…………え？



バッと効果音の着きそうな勢いで声の元を見ると、黒髪高身長センター分けのイケメンが私を見下ろすように立っていた。




『確かに応援にいましたよ。ちなみにどちら様ですか…？』



外面はいいと噂のAちゃんとは私のことである。


ちなみにかなりの高身長なので首が痛い。クソ。
真顔で人の事見下しやがって。




国見「国見英。…………一応隣の席なんだけど」




若干眉間に皺を寄せて高身長イケメンは言った。



その瞬間、私の頭の中であるセリフが蘇る。



《国見くぅんっ！ドリンクどぉぞ♡》


《国見くんっ………君も信じてくれないんだね…》




……………あ、この人男バレの人か。




国見「何その“今思い出した”って顔。……まあいいや、さっきの話の続きしていい？」



『はい、どうぞ』

外面はいい(何度でも言う)ので、にこやかに返事をする。



国見「あんた、及川さんっていうか、マネージャー達の事見にギャラリーにいたでしょ」




『…………はい？』




なんだこの男。





何だこの男！？！？！？！？




『すみません、もう一度お願いできますか？』



いや、聞こえてなかった訳では無い。


バ レ て る と か 信 じ た く ね ぇ


にこやかに問いかけてはいるが、内心冷や汗かきまくりである。嘘だと言ってくれ。



国見「だから、あんた朝マネージャー目当てで見に来てたよねって。なんで？」





聞き間違いじゃなかった。何だこの男(3回目)




『……どうして私が彼女たち目当てだと？』



国見「質問してるのは俺なんだけど。…あんたギャラリーの1番前にいたじゃん。なんとなく目に付いたんだよね〜…マネージャーが暴れ始めた時からニヤニヤしてたの」







あーーーー、1番前にいたんたもんね〜そりゃ見えるよね〜…









『は？』

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