【ハイキュー】女の子達の争いを遠くから眺めるのが趣味です (ページ26)

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24話ページ26

国見「え～右手に見えますのは金田一勇太郎～金田一勇太郎～～～、左手に見えますのが珠園Aでございま～す」

金田一「あっ、どうも」

『どうも…………？』

クソ、ここぞとばかりにボケ倒してくる国見をツッコミたい…………！！！

しかしここは金田一くんとの挨拶のが大事だ。耐えるんだ私。。。

金田一「国見はクラスメイトだからわかるけど、花巻さんと松川さんは珠園とどこで知り合ったんですか？」

おっ急に苗字呼び捨て！！

いいだろう、その喧嘩買ってやるよユウタロス！！

花巻「あー、それはな…
『花巻先輩。』

コイツあれだよ、バレー部の妖精(フェアリー)。」

金田一「えっ、えぇえええええ！？

昨日部室がめっちゃキレイにしたっていう妖精ですか！？！？！？」

……………やりやがったコイツ。

『花巻先輩』

花巻「あーあー聞こえないなー」

『おい』

花巻「………はい」

さりげなく私が不法侵入したみたいな言い方してんじゃねぇよ。

合ってるけど。

金田一「じゃ、じゃあ珠園があんなに部室をキレイに掃除してくれたってことか！？」

『………はぁ、まぁ。』

花巻先輩に説教しようとしたところで、ユウタロスに遮られる。

国見の無茶ぶりだったけど、と付け加えると「それでもスゲーよ！」と返される。

純真…………眩しい………若いって罪……

国見「同い年だろ」

『さりげなく心を読むな』

視界の端で花巻先輩が安堵の表情を浮かべているが、私は許さないからな。

『………それにしても推しが両方休みだったので私圧倒的供給不足なんですけど……』

松川「あー…wwwそれはどんまいwwwww」

若干思い出したかのように言うと、松川先輩は笑って私の頭をわしゃわしゃと撫でた。

指なっげぇな。髪ぐっしゃぐしゃだわ。

『ちょっ…………完全に私のこと犬だと思ってますね！？』

松川「はは、そーかもな」

『』

松川「肉まん半分やるから元気だせって」

『JKの心はあんた達みたいに単純じゃないんですよ…………』

国見「でも食う」

差し出された肉まん半分を、ほくほく食べる。うめぇ。いつ買ったんだ。

花巻「つか思ったんだけどさ？珠園ちゃんマネージャーにするのはどう？」

…………至福の時間に浸っていると、またフラワースパイラルが爆弾を落として行った。

その一言でぴし、と私含む全員が固まったのは言うまでもない。