【ハイキュー】女の子達の争いを遠くから眺めるのが趣味です

7話 ページ9

『さっき言ってた…………って、まさか』


国見「ソッコーでこの人達に話したけど」

『燃やされてぇのか？』



そーいや口止めすんの忘れてたぁ………Aってばおばかさん♡




「マネ追ってる奴って聞いてたからどんな変人かと思ったけど、思ってた100倍くらいまともそうでウケるwww
と思ってたけど今の会話でなんとなく変人なのはわかったわwwww燃やすってwwww国見燃やすってwwwwwwww」



そう言って草を生え散らかしているのはピンク髪さんの隣にいた黒髪のこれまた色気爆発の人。




何か変なツボにでもハマってしまったようだ。可哀想に。



国見「あーそだ、別に俺花巻さんと松川さんのこと紹介しに来た訳じゃないんだったわ。珠園ちょっと来て」



国見くんは私を手招きすると、すぐ近くのある場所へ連れていった。



……………そう言えば花巻さんと松川さんっておっしゃるんですね。先輩かな？



「そーいえばお互い自己紹介してなくね？俺花巻貴大。花巻先輩♡って呼んでね」


歩きながらそう言うのはピンク髪の人。


「俺は松川一静。俺も松川先輩♡って呼んでいーよ」


黒髪の人もノッてこちらにグッと親指を立てる。


『珠園Aです。…花巻先輩♡と松川先輩♡、でよろしいですか？よろしくお願いします。』


手短に自己紹介すると、

花巻「ぶっはwwwwwwwwwwwwわざわざ♡まで付けてくれてwwwwwwwwwwww」



松川「やっばコイツサイコーだわwwwwwwよろしくなwwwwwwwwwwww」



めちゃくちゃ笑ってくれた。

これはいい友人になれそうだな。(先輩だけど)




そんなこんな茶番を繰り広げていると、先頭を歩いていた国見くんが「しー」と、人差し指を口に当てる。






……………ここって。





たどり着いたのは、先程騒動が起きたてホヤホヤと思われるバレー部部室。




国見くんってばわざわざ私を喜ばせるために連れてきてくれたのね！？！？！？




国見「あんたの為じゃないから。…………片付けとかも手伝って欲しいし。」



『あれ、また声に出てた？やーね、すぐ思ってたこと言っちゃってまぁ………』



国見「いや、表情が全てを物語ってた。」



わかりやすすぎ、と謎にデコピンをかまされる。



『いっっっってぇ！？！？』




松川「ちょwwwwwwww声でっかwwwwwwwww」


花巻「女捨てた声出たぞwwwwww」



爆笑する2人をよそに、痛みのあまりうずくまる。



私をうずくまらせた本人は気だるそうに私を見下ろす。




……本当、なんだこの男。

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