【HxH】ヤクザの娘の私がハンターになるまで。 (ページ9)

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漆ページ9

━━その途端

｢うぇ～｣

ゴンが口に含んだジュースを吐いた
ぶっちゃけ汚いと思うよ、それ

｢トンパさん、このジュース古くなってるよ。味が変｣

まじか

そう思ったと同時にレオリオもジュースを吐いた

隣りにいたクラピカに目を向けると、無言でジュースを地面に捨てていた
クラピカの隣にいて正解だったね、私

｢あ、じゃあ私のも古くなってるかも。トンパさんには悪いけど私もジュース捨てるね｣

古くなったの持っててもしょうがないしね、と私もジュースを捨てた

トンパさんめちゃくちゃ謝ってるし、多分悪気は無いんだろう
特別お腹痛そうな様子もないし体調も大丈夫なのかな？

するとゴンが衝撃の一言をぶつけてきた

｢オレ、山とかで色んな草や芽を試し食いしてるから、
だいたい味で変なものが分かるんだ！｣

いやまじかよゴンくん。ハンターやらないで植物ソムリエ的なやつにでもなった方がいいんじゃない？？
それとも植物ハンター的なの目指してるのかな？？

どの道めっちゃ凄いじゃん。まじ卍

私はトンパさんと別れて暫くゴン達と話すことにした

私はこの会場に辿り着くまでそこまで苦労はしなかったけど、

彼らは結構大変だったらしい

島へ向かう船で嵐にあったり、そこでクラピカとレオリオがケンカになったり、
お婆さんから2択クイズを出されたり、魔獣に会場まで案内してもらったり、

みんな苦労してるなあ。私だけこんなに楽に来れちゃってほんとにいいのかな

なんて思っていると

ジリリリリリリリリリリリッッッッ！！！！！

けたたましく鳴り響く目覚ましのベルみたいな音

私この音嫌い

ベルが鳴り止むと、置くの壁がズズズっと持ち上がっていきその奥にはベルを持った1人の男性が立っていた

｢大変お待たせ致しました。ただいまを持って、
ハンター受験者の受付時間を終了致します

ではこれより、ハンター試験を開始致します｣

男性がそう言うと、周りの人達の顔付きが変わった。

みんなやる気十分って感じだ

｢最終確認です。この試験は運が悪かったり実力が乏しかったりすると、
大怪我をし最悪死に至ることもあります｣

……えっ？？？？？

何それほんと？？聞いてないんだけど？？

ハンター試験、物騒すぎでしょ～！こわーーっ！

今の私は多分無表情だと思うけど、内心めちゃくちゃ混乱してます

私ハンター試験受かるかな……もう既に不安です