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34、あなたside ページ35
「…っ…」
窓の外を見ていると見慣れた風景に今まで感じていた緊張も解けて眠気が襲ってきた。
もうすぐ着くというのに…あれほど仮眠室で寝かしてもらったのに…むしろ降谷さんの方が絶対眠たいはずなのに…なぜか車の心地良さというのはウトウトさせる。
降谷「大丈夫か?」
「……んっえ?」
降谷「…」
…今変な返事の仕方をしてしまった。
信号待ちでこちらを見ていた時だったため余計に恥ずかしくなってしまった。
ああ〜もうでもこんな時でも眠気が強いなんて…
そんな事を思っていると頭に手がある感触があった。チラっとそちらを向けば降谷さんの目線は前で左の手は私の頭だった。
まるで子供を寝かすようにとんとんっと優しく撫でるような感じだった。
それがまた気持ちよくて…私は視線の先が薄れゆく中また目をつぶる時だった。
降谷「おやすみ。」
そう言った時の降谷さんの顔がとても素敵でまたドキっと心臓が鳴った気がした。
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作者名:たまごん | 作成日時:2018年7月10日 0時