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33、降谷side ページ34

ポアロの仕事が終わり数分前に別れた彼女のもとへと裏の駐車場に行けば俺の車の横で待っていた。

降谷「お待たせしました。」

「あっいえ!そんなには待ってないですよ!」

手を胸もとで横に振る彼女を見ながら車の鍵を開けて助手席のドアを開けた。

降谷「さぁ。どうぞ」

ニコッと安室透の顔で笑みを向ければ彼女は照れたように下を向いた。

「あの…調子狂います…」

降谷「なぜですか?いつ誰が見てるとは限りませんからね。」

そう言えば彼女は助手席に静かに座りシートベルトをすれば俺も運転席へと座ると何故か周りを見ている彼女に不思議に思い口を開いた。

降谷「どうした?」

「あっいや!なぜだか降谷さんの車乗る時って緊張しちゃって…」

降谷「なぜだ?」

「あっいや…なぜでしょう…」

そう言うと彼女は顔を窓の方にむけていた。
窓にうつるAの顔が見えそれを見た俺はふっと笑みがでた。

降谷「俺とでは休めないかもしれないが気楽にしてくれ。これは仕事じゃない。今は上も下も関係ない。それに君は適任ということもわかったしな。」

「ん…?適任って…」

シートベルトをしてエンジンをかければこちらを見たAの頭に手を伸ばし頭を撫でると自然と頬が赤くなっているAにニコと笑う。




降谷「それはまた説明する。」




口を開いてそう言えば車を発進させた。

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作者名:たまごん | 作成日時:2018年7月10日 0時

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