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27、降谷side ページ28

ガチャ

降谷「ん?Aは?」

部署へと戻ってきた俺達は1人絶対いるはずのAがいない事に気付き先に着いていた奴らに聞けば皆揃って「資料室です。」と応える。

降谷「なぜ声をかけない?」

俺が聞くと皆は声を揃えて「だってなぁ、。。」とお互いの顔を見る。そんなところに風見がはぁとため息をついて俺の名前を呼ぶ。

風見「多分声掛けてます。私も1度経験がありますがAは声をかけても気づかないぐらい集中する時があります。本人いわく頭の回転がすごくよくなるとか…」

降谷「ほう。そうか。なら風見、報告書など頼む。」

風見「えっ…あっ!はい。」

そう言って俺は資料室へと向かったのはいいんだが…

降谷「寝てる…」

さすがにアルコールが効いていたのか集中力も切れたということは情報がまとまったのか?
周りの紙を拾い見てみると中岡について丁寧にまとめて書いてあった。

降谷「よく調べてある…が仮にも女性が床で寝るのはよくない…な。」

紙をまとめてAをお姫様抱っこという形で抱きあげれば思っていたより軽かった。


降谷「普段何食べてるんだか…」

歩き始めようとした時彼女の手が俺の胸元のシャツをぎゅっと握っていた。

「んっー…陣平…途中で帰ってごむぇ…く…っー」

降谷「…ふっ…」

思わず出た名前に笑ってしまった。


降谷「まさか松田と飲んでいたとは…今度会えば叱られるな。」


まぁそれもいつになるかわからないがな…と思い仮眠室へと向かった。

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作者名:たまごん | 作成日時:2018年7月10日 0時

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