人生はそんなに甘くない。 (ページ19)

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18、あなたside ページ19

｢一緒に任務行ってくださいね｣

って何言ってんだろ私。。
そんな事を言ってからもう一日たとうとしている中まるでおねだりする子供の様に言うことなかったなと思っていたがあれは多分酔っていたんだろうと自分に言い聞かせても覚えているし酔ってはいない。

｢恥ずかしい…｣

溜まっている報告書の確認や始末書などを見ながら今は集中しようと周りの音をシャットダウンするようにのめり込んだ。

.....................

｢よしー！終わったっ……！って今何時？！｣

気づいたら窓の外は真っ暗で周りは誰もいない。
只今の時刻は夜の19時。
昼間はちょくちょくいたなのに…
まさかまた集中しすぎて声かけられたのに気づかなかった…？と思い机の端あたりに目をやると風見さんや他の方からのメモ書きがあった。

｢現場に行ってきますと20時には戻りますので留守番よろしくお願いします。..か。｣

だいぶ周りにもなれてきてこういう何気ないメモ書きがどこの部署でも嬉しかったりする。

｢今日は20時に帰れそう…あっそうだ！｣

ポケットの中から携帯を取り出しある所にメッセージを送る。

｢21時から飲まない？っと…送信｣

大きな事件などの情報もとりあえず耳にしないしきっと煙草を吸いながら仕事をためて美和子さんに止められて書類などを片付けているだろうとの推測をした。

ピロンっ

松田今仕事片付けてる。いつもの居酒屋でいいか?

｢…ぷっ。ほらね。｣

ふふっと笑いが溢れれば携帯を片手に返信を返す。

AOK

携帯を再びポケットに入れて椅子にもたれ背伸びをして上を見た。

｢久々だな…陣平に会うの。｣

久々にお洒落していくか。
そう考えながら20時に戻ってくる先輩を待っていると自然と笑みが浮かんだ。