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12、降谷side ページ13

今回の急な任務はAにかかっていると言っても過言ではない。

テロ組織のリーダーが美人が大好きでよくある店に今日も行くとの報告があり公安の中では頭のキレがあり多少動ける実力があって綺麗だと俺の中で思うのはAしかいないと思った。
それは風見達公安部も首を揃えてAの名前を出すが初めての現場にしては割とリスクが高いハニトラの任務。
まさかこんなに早くしかも現場には俺がいないと言った状況だった。


「安室さんあの大丈夫ですか?」

そんな事を考えているといつの間着いたのか隣に座る彼女がいた。

安室「すみません。つい考え事をしてしまっ…て…」

ふと彼女を見るとそこには普段と違う大人なワンピースで軽く化粧をしていたAがいた。
思わず違う雰囲気に言葉を失っていたがこれならあのテロ組織のリーダーの目につくに違いない。

安室「あのこのポーチこの間忘れてましたよ」

ポーチを渡すとAはそれを受け取り中身を確認しだした。

「ありがとうございます。」

安室「いえ。今回は残念ながらご一緒できない形です…ではお気をつけて。」

「はい。優しいんですね。」


なにかを悟ったようにニコと笑うAは軽く敬礼ポーズをしてすぐに背を向けて行ってしまった。

彼女に渡したポーチには盗聴器、携帯、偽装名刺、店に入るためのカード、地図などでそれを見れば自分がどうすればいいのか頭のキレる彼女なら察しがつくはずだ。

時刻は18時。

彼女とは違う方向に自分も歩き出す。

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作者名:たまごん | 作成日時:2018年7月10日 0時

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