検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:32,512 hit

12-7.___ ページ20

snside

そして俺は全速力で救護室まで走り、Aちゃんをベットで寝かせて診察した。けど…


sn「っ何で…?」

…信じ難い事だった。

俺がAちゃんを診察すると、治療法はおろか、対処法すらもわからないような症状が出ていたのだ。

過度な体への負担、手足の震え、そして熱を持った体。…それも、普通の治療薬では解決できないほどの物だった。

sn「どう、しよう…。」

正直、ここまで大変な症状は見た事がなかった。"どうすればいいのか"それしか考えられなかった。…ただ

"方法が無い"訳では無かった。

突然だが、ロボロが飲んでいる薬の効果は、睡眠薬と解熱剤。それと、筋肉や体内への効果が出る薬を合わせた物だった。

俺はAちゃんがこの薬を飲めば、今の症状が軽くなるかもしれないと考えた。が、

sn「…リスクが大きすぎる…。」

ロボロの飲んでいる薬は、普通の人間が飲んだら、病状が悪化する様な薬だった。
下手をしたら、Aちゃんは…死んでしまうかもしれない。

sn「っ…どうすれば…。」

俺は、ロボロの薬と普通の薬を持って悩む事しか出来なかった。

『っは…。しんぺ、い、しん…さ、ん…』

sn「起きたの?!どこか痛いところない?」

『痛くない、と言ったら…嘘に、なります。けど…』

突然起きたと思えば、無理に笑みを浮かべる彼女。
あれだけの症状を負っていてもなお、正気を保てるのは、空いた口が塞がらないほど驚いた。

sn「!あのさ…薬、飲める?」

『は、い。飲めるんですけど…。おねがい、が。』

なんだろう。そう思い俺は頷く。

『っあの、解熱剤と、肉体への、効果がある薬って、作れますか…。出来るだけ、つよいもので…。』

ほぼロボロの薬と同じ…。

sn「…それ、どのくらい強めか教えてくれるかな。」

そして俺は、言葉を聞いて

息を飲む。

『できるだけ、つよ、く。





人が飲んだら、死ぬぐらいの、つよさで。』

13-1.信心→←12-6.___



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
180人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , rbr
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

うり太郎(プロフ) - あ、もう、ヤバい(語彙が)。好きです(意味深)。うん。好きいいいいいい!!(土下座して土にめり込んでそのまま起きてバク転してバク宙した(出来ないけど))早くお互いのこと気づいて欲しいぃぃ!!更新再開楽しみにしてますゥ!! (2021年8月14日 22時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
あとら(プロフ) - アイシュさん» そう言って貰えて有難いです!私もこのアイシュさんのような方好きです(突然の告白)神作品ではありませんが更新頑張ります!!応援ありがとうございます!(´TωT`) (2020年1月7日 21時) (レス) id: db9fbb9ed4 (このIDを非表示/違反報告)
あとら(プロフ) - CO2さん» ああああありがとうございます!?これからも頑張るのでよろしくお願いします!ヽ(;▽;)ノ (2020年1月7日 21時) (レス) id: db9fbb9ed4 (このIDを非表示/違反報告)
アイシュ(プロフ) - 最高!...好きです!(突然の告白)なんで作者様はこのような神作をつくれるのですか!?更新頑張ってください!応援してます! (2020年1月7日 17時) (レス) id: 4ddb37048f (このIDを非表示/違反報告)
CO2(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!(`・ω・´) (2020年1月6日 23時) (レス) id: 55ea3c243b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あとら | 作成日時:2020年1月4日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。