2-3.___ ページ9
貴方side
あの日から1週間が経った。
ゾムさんはあれから私の本職もパン屋だと思っているし、"あの秘密"もバレていない。
それに、表の世界の時の性格や容姿を偽っているから、バレてはいないはず。
え?何で性格が違うかって?
まぁやっぱり表の世界は良い奴に見えて欲しいじゃん?
因みに表世界では
【超清純派♡守りたくなる女の子♡(笑)】
というキャラをコンセプトにしている()
さて、ゾムさんの事だが、
家に帰ると言っていたが、
私が心配になったので怪我が治るまでは家にいて欲しいと言ってみたらOKしてくれた。
ワケありのようだしまた狙われたらめんどくさいからな((ボソッ
変わったことといえば、今はゾムさんに呼び捨てにされている事と、食器や服の量が増えた事、それと殺し屋の依頼が減った事位だろうか?
それにしても…勢いで家まで連れ帰って介抱しただけの仲なのに何故かすごい仲良くなっている気がする。
1週間でこれだけ仲良く出来るのはかなり凄いぞ?!
なんて事を考えていたらゾムさんが口を開いた。
zm「ところでパンっていつ売り出しに行くん?」
あ、確かに今日行く日だったな。
『特には決めてませんけど…ゾムさん一緒に行けませんよね、どうしましょうか。』
zm「いや、俺も歩けるようにはなって来たし、そろそろリハビリついでに歩こうかなぁって思っとった所やねん。動かないと動き鈍ってまうしな!」
治癒力が高くて怪我が早く治りそうで良かった。歩けるようになったという事はもう少ししたら治るか?まぁ捻っただけならすぐ治るだろうと思っていたからなんともないが(
『そうですね。準備が出来次第行きましょうか!ゾムさんのリハビリも兼ねて。』
zm「おん!じゃあAも準備してきーや!」
『ふふっ、ご機嫌ですね』
zm「新しい服で初めて出掛けるからな!」
『そうですね、大切に使ってくださいね!』
zm「勿論やで!Aに選んでもらった服やからな!」
ゾムさんは私が選んだ服を気に入ってくれたっぽい。ちょっと嬉しいな。
『ありがとうございます。気に入ってくれて嬉しいです』
と軽く微笑みながら返す。
…そして突然身体がズクリと疼く。
あ、体痛い。
──薬飲んでから行かないと…。
────────
作者↓
最後の意味深な文は後に出ます…
良ければ皆様コメント等送ってくださると作者の元気が出ます()
63人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あとら | 作成日時:2019年9月22日 21時