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【過去。】 ページ6
『あ!きた!早く早く!』
「ま、待ってや〜!」
『えへへ。楽しくなっちゃってさ!ごめんごめん〜ところでおはなしってなーに?』
「っ…。あのな、ごめん。今度、離れちゃう。っとおくに、行かなくちゃ、やねん…っ…」
『と、おく…?もう会えないの…?』
「わかんない…。」
『そしたら!むかえに行く!ぜったいに!』
「っ、ほんまに?」
『うん!ぜったい!だから、待ってて!』
「....うん!わかった!」
『....もしかしたら、分からなくなっちゃうかもだから、これ、お揃いで付けておこう?』
「これ、なんや?」
『これはね、ぺりど....ぺりど、なんだっけ....。』
「ぺりど?」
『忘れちゃった!けど、"えいえんのきずな"がつづくって石がついてるの!』
「へー!じゃあ、離れてても"えいえんのきずな"つづくん?」
『うん!だから、この石をたよりにむかえにいくよ!』
「...わかった!ちゃんと待っとる!」
…その日を境に、私とあの子は会えなくなってしまったけれど。
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作者名:あとら | 作成日時:2019年9月22日 21時