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8-6.___ ページ42

貴方side

しんぺい神さん以外の方々が風呂へ向かうと、私はしんぺい神さんに風呂に案内される事になった。私は今がチャンスだと思い、先程の疑問を聞くことにした。

『しんぺい神さん。』

sn「ん?どうしたの?」

『ロボロさん、体調崩されてるんでしたね。』

sn「うん。…それがどうしたの?」

顔は雑面で見えないが、やはり不安がっているように見える。

『しんぺい神さんって、軍医さんじゃないですか、そんな軍医さんなら、体調が悪い方の事って放っておけないですよね?』

sn「そうだけど…それがどうしたの?」

『何か、隠してません?しんぺい神さん。』

sn「!?……どうして、そう思うの?」

ビンゴだ。やっぱり何か隠していた。

『貴方に…しんぺい神さんに、焦りと不安の様子が伺えます。それと、布越しだからといって侮っては行けませんよ。』

sn「あはは…バレちゃったかぁ。それにしてもすごいね。読心術でもやってたのかな?」

貴方も充分に凄いですね、ピンポイントで当ててきましたよこの人…。

『まぁ、少しだけですけどね。それより、ロボロさんどうしたんですか?』

sn「うん。病気は…病気なんだけどね。」

病気ではあるのか、なら本当は何が…。

sn「でも、多分これは一生ロボロに纒わり付く物なんだ。」

『治らない病気なんですか…?』

しんぺい神さんがこくりと頷く。
纒わり付く…という事は、そういう事だ。

sn「ごめんね、暗い話しちゃって…さ、お風呂着いたから、ゆっくり温まってね。」

気づいたら風呂場へ着いていたようだ。
早い所入ってしまおう。

『あ、はい。ありがとうございました。』

sn「うん、じゃあお休み。部屋にはゾムが案内してくれると思うから、出たら廊下か食堂で待っててね。」

そう言ってしんぺい神さんは医務室の方へと歩いていった。

『さて、』

私は脱衣所に置いた服の下に"大切な物"2つを仕舞ってからお風呂に入った。

8-7.___→←8-5.___



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作者名:あとら | 作成日時:2019年9月22日 21時

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