6-9.___ ページ30
(続き)
sn「ろ、ロボロくん?」
ダメだ。
理解ができない。
rb「なん、で。」
sn「ロボロくん?どうしたの…?」
身長が低い
rb「まさか」
薬の影響か?
ありえる。あいつらは人体実験をしていたのだから、薬で体への副作用が出るのは容易い事だ。
rb「っは…ぅ…っ…」
息が苦しい
気持ち悪い。
アイツらのせいで、俺は変わってしまった。
そう考えると、喉の奥にドロドロとした感情が溢れだしそうな位生まれて、それが吐き気と涙に変わる。
rb「っ…。」
痛い。
今になって何時もの発作が出てきた。
全身が焼けるように痛い。
痛くて助けを求めたい。
けど、俺は…ペ神にこれ以上迷惑をかけたくない。
sn「ロボロくん?どこか痛いの?」
rb「っ痛く、ないよ…?」
そう笑ってみせる。
心配かけちゃいけない、
我慢すればきっと落ち着く。
そう信じて俺は我慢した。
けど
sn「ロボロくん…俺の事、頼って…?っ俺、君の事が、心配なんだ。」
─嗚呼。言われてしまった。
何年振りに聞いただろう、この"心配"と言う台詞を。
rb「…ごめ、なさ。」
泣いちゃ、ダメだ。
痛みと、悲しみ。それと嬉しさが押し寄せてくる。
体と心臓が、ぎゅうっと締まって、暑くなる。
sn「もう1回聞くね。ロボロくん、何処か痛い?」
rb「っうん、痛い…。」
─頼ってもいいだろうか。
rb「俺、痛いよ…っ。」
─この人なら、信じてもいいだろうか。
sn「うん。どこが痛いか、言える?」
─嗚呼、そっか。俺はペ神に頼っても良いんだ。
少し自惚れた俺は
rb「ペ神
俺、体が…痛い…。」
ペ神に助けを求め、意識を落とした。
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作者名:あとら | 作成日時:2019年9月22日 21時