おう、幼児化するってよ。【クリスver.】 ページ8
和馬side
人通りの少なく、日陰になっている木を伝ってをひたすらに走る。
少しの足音も立てず、素早く移動する訓練。そして何より高度を保つこと。
スタミナはあるが、神経を使うのでかなり疲れる修行だ。
そろそろ始めてから三十分…もう降りるか。
ぐるりと一周を見渡して、人がいないのを確認する。
迷わず、5メートルほどの高さから飛び降りた。
「…えっ！？」
「なっ！」
思わず声を上げる。
オレの降りる先に、栗色の髪の幼女。
くそっ、ちょうど死角になっていた！
無理やりに姿勢を変える。
ぐっと体を捻ったため、かなり不安定な着地。
少し、体が痛む。
だけど、相手は怪我していないようだな。
「かっ、風早くん？大丈夫！？」
栗色の幼女が走ってくると、キラキラとしたオーラが辺りを染め上げる。
…今日は、土曜日。そして、このオーラ。
まさか。
「日野か！？」
ー
「えー！クリスちゃんまで幼児化しちゃったの！？」
「めっっっっっちゃ、可愛い！可愛いよクリス！」
2人に寄られて、日野が赤面し、縮こまる。
いつもとは違って、なんだか幼いな。
微笑ましく3人がじゃれるのを見ていると、光一が絶望した顔で呟いた。
「ないと信じたかったが…どうやら、本当に土曜日になるらしいな」
「今更だ、光一」
そう返す間にも、日野に自然と目が寄せられる。
いつもこんな間近でオーラを出した日野を見たことがないので、かなり違和感がある。
こんなところでも、世界一クラブのメンバーは個性が光るんだな…。
不意に日野と視線がぶつかる。
恥ずかしそうに顔を小さい手で覆うと、「うう〜…」と声を漏らした。
…ぐっ、なぜ幼児化すると頭を撫でたくなる衝動に駆られるんだ。
ーーーー
テスト終わったー！
死ぬかと思った！
『現実を見ろ、主。昨日やったテストは返ってきたんだろ』
…まあ、だし巻きちゃんが言うならそうなんじゃない？
知らんけど！
『ふざけてんのか？』
すみません。
『そういやさ、ほんとに和馬くんのキャラが大変なことになってね？』
うん、自分で書き始めたんだけどさ、オチがもう思いつかないのよ。
だってほぼ一緒のパターンじゃん。
『捻り出せ。自分で１週間投稿するって言ったんだからサボるなよ』
ひどい！悪魔！鬼！バカ！アホ！
『おい、後半関係ないだろ！』
ははは…
『ごまかすな！』
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たまご(プロフ) - さゆさん» こんにちはー！コメント返信遅くなってすみませんー！合唱部、お揃いですね。ようやく重い腰を上げて書き始めたので、よろしくお願いします。 (10月22日 16時) (
レス) id: 6747865d62 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - 私も合唱部でした… (8月15日 13時) (レス) @page49 id: f83e442703 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - 叫びましたよ〜！！笑 「光和最高っ！！」 (8月15日 12時) (レス) @page1 id: f83e442703 (このIDを非表示/違反報告)
アイスマン(プロフ) - おい、おい48ページの和馬くんをお姫様抱っこしたい貴様。 同感だ (2022年4月18日 21時) (レス) @page48 id: a725f7a9a5 (このIDを非表示/違反報告)
ペン太 - お返事書こうとしたらまた久しぶりになっちゃった……ぽのさん、たまごさん、お久しぶりです！ (2022年3月26日 16時) (レス) id: 1f3dfec746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまご | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時：2022年1月3日 16時
