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続き ページ31

なんかさあ、この前のアンケートでびやくが入賞しちゃったじゃないっすか。
皆さん、アレですか?ちょっとアレなやつをお望みなのでしょうか?
びやく…書いていいのか…?
ーーーー
和馬side

「和馬くん!見て、この手品!」

健太が走り寄ってくる。
手の中から沢山のバッタが跳ねてきて、思わず後ずさった。
どうやらゼンマイ仕掛けらしく、すぐに動きが鈍くなる。

「…虫が苦手な奴には見せない方がいいぞ」

「え、そう?力作なんだけどなあ…」

力作だからこそ、だ。作り込みすぎだ。
改良しようとまた走り去る健太を見つつ、頭では違うことを考えていた。

未だオレは、光一を避けている。そのためか、最近光一の元気が無くなったような…?
気のせいか?だが、もうそろそろ事情を話した方がいいだろう。
確か今日、すぐに生徒会室に集まれるのは光一だけだったな。

「…行くか」

ーー

ガチャ

ノブを回して、生徒会室に足を踏み入れる。
中には光一1人だけで、すやすやと寝息を立てていた。
仮眠の時間か。

しばらく隣に腰掛けて待っていると、もぞもぞと動く気配がする。

「んぅ…はあ、まだ眠…って和馬!?」

眠そうに目を擦っていた光一だったが、オレを視界に入れると飛び起きる。
そこまで驚くことでもないと思うが。

「起きたか。光一、少し話したいことがある」

いきなり話をし始めても驚くだろうと思い、前置きをしたのだが。
なぜ光一は今にも死にそうな顔をしているんだ?

「…別れ話か?」

「…なぜそうなる!?」

別れ話!?どう捉えたらそうなるんだ!
オレの反応を見て、光一の顔が明るくなる。
…本気で別れ話だと思っていたらしい。

「よ、よかった…。それなら、話ってなんだ?」

「ああ、最近口内炎が酷くてな。避けてしまっていて悪かった」

「…最近避けてた理由が、口内炎?」

なぜ光一は微妙な表情を浮かべているんだ?
なんとも言えないような、なんとなく残念そうな…。

「和馬に嫌われたかと思って消沈していたんだ。そういうことならよかった」

「…嫌ってない」

そこだけは訂正する。
ムッとして伝えると、光一が困ったように微笑んだ。

「まったく、どこまでも素直じゃな___っ!!!」

突然、光一が口元を押さえる。
…まさかとは思うが。

「…舌を噛んだか?」

「…そうだな」

キスは、まだお預けになりそうだ。

新刊読んで思ったこと。(最後に多分いいお知らせ)→←イヤイヤ



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たまご(プロフ) - さゆさん» こんにちはー!コメント返信遅くなってすみませんー!合唱部、お揃いですね。ようやく重い腰を上げて書き始めたので、よろしくお願いします。 (10月22日 16時) (レス) id: 6747865d62 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - 私も合唱部でした… (8月15日 13時) (レス) @page49 id: f83e442703 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - 叫びましたよ〜!!笑 「光和最高っ!!」 (8月15日 12時) (レス) @page1 id: f83e442703 (このIDを非表示/違反報告)
アイスマン(プロフ) - おい、おい48ページの和馬くんをお姫様抱っこしたい貴様。 同感だ (2022年4月18日 21時) (レス) @page48 id: a725f7a9a5 (このIDを非表示/違反報告)
ペン太 - お返事書こうとしたらまた久しぶりになっちゃった……ぽのさん、たまごさん、お久しぶりです! (2022年3月26日 16時) (レス) id: 1f3dfec746 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/  
作成日時:2022年1月3日 16時

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