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続き ページ4

ななもりside

ジ「なぁなーくん?」

な「どうしたのジェル君」

ジ「ディープってなんやっけ』

な「英語で深いとか濃いって意味だね」

ジ「…キスは?」

な「うっ、、多分、そのまんま」

一瞬の沈黙。

ジ「…嘘やろおおおおお!?」

ジェル君がすぐに扉に飛びつき、ガチャガチャとノブをひねる。
しかし、扉はうんともすんとも言わなかった。

…ディープキス、か

正直、嫌じゃないって思ってしまう。
『男同士だから』
それが通用しない今の空間が、嬉しくもあった。
しばらくして、ジェル君が戻ってくる。

ジ「ダメやわ、ぜんっぜん開かん。クソ、頑丈すぎやて」

悔しそうに悪態をつくジェル君を見て、ぐっと胸が痛んだ。
…わかってる、わかってるよ。
ジェル君が俺のことを好きなわけがない。
それでも、俺はどうしようもなく、

な「キスしたい、なんて、言えないよ…」

ジ「…え?」

気づくと、ジェル君はこちらを凝視している。
俺、何かした?

な「えっと、ジェル君?」

ジ「…まさかの、無意識?」

何故か、ジェル君の顔がほんのり赤い。

ジ「なーくん、今…

  『キスしたい』って言ったんやで」

嘘。
なんで。
声に出てた?
なんで、そんなこと言っちゃったんだろう。

怖くて、ジェル君の顔が見れなかった。
ギュっと目をつぶっていると、唇に柔らかい感触。
それがなんだか理解しないうちに、自分の口内に何かが侵入してきた。

な「んんうっ!?」

驚きで目を開くと、目の前にジェル君の顔。
それがどういうことなのか、さすがに理解せざるを得なかった。

な「うっ…んっ、は、ジェルく、、んうっ」

グチュグチュと口内をかき回される。
意識は半分飛んでいた。
その間にも浸食される自分が、自分じゃないみたいだった。

ジ「っは、なーくん大丈夫?」

な「ううう…」

腰から力が抜けて、へたり込みそうだったところを
ジェル君が受け止めてくれる。

もう、ほんとに…!
恥ずかしすぎるよ!

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たまご - なみさん» なんか、18フラグたっちゃった (2021年11月6日 14時) (レス) id: 28ca9da869 (このIDを非表示/違反報告)
なみ - あっ、、、好きです。 (2021年11月5日 23時) (レス) @page30 id: 219fc94126 (このIDを非表示/違反報告)
なりちゃ - たまごちゃん!めちゃくちゃお久しぶりです!(僕って言っていたから、男の子だったらごめんなさい汗)タブレットが死んじゃって…笑リクエストに答えてくれてありがとう!だいちゅき! (2021年10月26日 20時) (レス) @page33 id: 6c38672530 (このIDを非表示/違反報告)
ぽよぽよ - どっちとくっつくんだ…!? (2021年10月11日 19時) (レス) id: a5f39db5e6 (このIDを非表示/違反報告)
いもりん(プロフ) - 皆かわいい!こういうの好きです! (2021年10月11日 18時) (レス) @page30 id: 528720b603 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/  
作成日時:2021年9月3日 19時

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