5 ページ6
.
とりあえず廉が空いている席に紫耀を通し、私は他のテーブルの呼び出しベルが鳴ったのでソッチを対応した。
突然の紫耀の登場に頭が真っ白になってしまい、何度も注文を聞き返してちょっとキレられた。
廉「………お前、ヤンキーやったん？」
やっとのことで注文を取り終わって厨房に入ると、廉が目を細めながら聞いてきた。
「バカだけどそれなりに真面目に生きてきた」
廉「でもアノ派手な男と知り合いなんやろ？」
「…………高校の……悪友………」
廉「やっぱヤンキーやん」
ヤンキーかマジメかなんて正直今はどうでもいい。
紫耀がここにいることに大パニック。
アイツ名古屋の専門学校に進学したって言ってたのにこんなド平日になんで東京にいるんだろう。
もしかしてもう夏休み？え？専門って確かめちゃくちゃ忙しいんだよね？
廉「Aさー、」
「ア"ーーー！！！！！」
廉「うっさ…。なんやねん」
「紫耀……あの茶髪ヤンキーの前でぜっっったい私のことAで呼ばないで！！！！ガチで！！！！」
廉「なんで？！」
「前に高校のとき名前のことで色々あったって言ったでしょ！アレがコレ！！」
廉「ア"ーーー！！！！！お前アイツにイジメられてたん？！」
「違うけどそう！！そうだけど違う！！」
"ピンポーーーン！"
呼び出しベルが鳴った。
岸「7番テーブルだれか注文行って〜！」
ゲ。
廉「7番テーブルって……」
「紫耀のとこだ……」
廉「オレ無理やわ！！なんかヘマしそう！！まだ死にたくない！！」
「なんか紫耀のこと勘違いしてない？でもうっかり名前でも呼ばれたら困るから私行くわ…」
廉「頑張ってな…なんかあったら岸くん呼んでええから」
「……お前が来いよ」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 288人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たまごちゃん | 作成日時：2019年10月13日 18時
