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違う、そうじゃないの。




" 紫耀「オレ以外の男に、お前の下の名前呼ばしたらアカンで。」"




ん〜〜〜〜、でもやっぱなんかどうでもいい気がしてきた!第一名古屋にいるアイツに私がここでなんて呼ばれてようと知るよしもなくない?




廉「……ハッ、お前も結局俺のこと男として意識してんの?」




なんだか少し寂しげな表情。異性として意識されて(してないけど)寂しいってどういう感情?モテ男すご。




「まあ、アンタは全く男に見えてないんだけど…」


廉「………それもそれで傷つくな」


「そんなに私のこと名前で呼びたいなら呼んでいいよ。なんかめんどくさくなってきたわ!!」


廉「え"!!今シリアスな展開ちゃうの?!なにめんどくさいって?!?!」


「ちょっと昔男友達に言われたこと気にしてたんだけど、たった今どうでもよくなった!」


廉「エーーーーーーッ?!なにそれ?!いじめられてたん?!」


「そういう感じじゃないから安心して!むしろ愛されてた!重めに!」


廉「いや友達ちゃうん?!?!」





ギャーギャーうるさく質問攻めしてくる永瀬………あれ、私も廉って呼んだ方がいいのかな?


ギャーギャーうるさく質問攻めしてくる廉をのらりくらりかわしながら、あと数歩で着く家を目指す。



なんだかんだ廉といるのは楽しいし心地よくて、名前で呼び合えるのはちょっと嬉しいかもって柄にもないことを思った。









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作者名:たまごちゃん | 作成日時:2019年10月13日 18時

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