＃ ２７ -yzr- ページ29
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それからもずっと無視をされ続けた。うざったいぐらいに絡まれていたのにそれがパタリとなくなると違和感でしかなく、きっと周りになにかまた言われたんだろうと周りとの関わりを見てみるが、他の人には普通に接している。休憩時間にはちびっ子たちには相変わらず人気が高くてたまに一緒に滑ってたりするし、同じ年の子たちとも大笑いしながらも話している。どうやら本格的に無視されているのは俺だけのようで。
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練習を終えて家に帰り、遅めの夜ご飯を食べて明日の準備をする。そんな中、後ろから母さんに話をかけられて振り向くと手にはディズニー仕様の黄色と白のペーパーバッグ。それについた毎年同じ柄のプーさんのメッセージカードからすぐにAからだとわかった。
「Aお母さんから経由でAちゃんから。お誕生日おめでとうだって。」
「ありがとう。」
「直接お渡しできなくてごめんなさいね、って言ってたよ。」
Aの母さんも相当遠慮してるんだろうなと思いながら、俺はプレゼントを受け取って中身を見る。あの日の画像通りのプーさんのマフラータオルが入っており、俺の名前の刺繍があり、素直に嬉しかった。この前まではプーさんのぬいぐるみだったから少しは頭使ったのかななんて失礼なことを思ってしまう。
「本当はそんなに気を使わないで欲しいって思うんだけど...、ってそれはゆづも同じよね。」
「うん。」
「でも、まず全日本前だし集中ね。じゃあ、早めに寝なさい？」
返事をして手にしたタオルを手に持ってメッセージカード以外のものに気がつき、シンプルな封筒がペーパーバッグの奥底に入ったいた。中身を取り出すとその丁寧な字とは裏腹に少しだけ崩れた字がバランスよく便箋に書かれていた。
『結弦へ
お誕生日おめでとう！
最近はたくさんお話できなくてごめんなさい。
全日本頑張ってね。応援してます。
я желаю вам удачи.
(幸運を祈ります。)
Aより。』
手紙の裏を見れば、過度に小さく"ごめんなさい"の一言が書いてあった。それはどういう意味のごめんなのか、何に対してのごめんなのか、なんで書いたのかが理解できずにどことなくむしゃくしゃする。こんなにもわからないごめんを書かれるとこっちだって当たり前に苛立つ上に、答えを探したくなる。
俺は衝動を抑えられずに手紙をポケットに乱暴に押し込み、家を飛び出た。
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菜奈(プロフ) - 『小さな灯』作品読ませていただきました。主人公の心情描写が凄く、震災やお母さんとの内容には涙が止まりませんでした。続きも読ませて頂きたいのでパスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いします。 (2020年1月24日 6時) (
レス) id: 0fd3227b97 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - そうだったんですね！ それは、良かったです(*・∀・*)ノ (2018年8月19日 7時) (レス) id: 19c8ad80b4 (このIDを非表示/違反報告)
桃子。(プロフ) - あーちゃんさん» 申し訳ありません！！非公開に間違えてしていました...！お話が繋がっていなくてすいません。教えていただき本当にありがとうございます！ただ今直しましたので、よろしくお願いします！！ (2018年8月19日 0時) (レス) id: 47c9032c5c (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 最初のストーリーを読んでます。 何故か、36話が抜けていますが、話はとんでいる訳ではないんですよね…？ (2018年8月18日 22時) (レス) id: 19c8ad80b4 (このIDを非表示/違反報告)
桃子。(プロフ) - ?まなかさん» 申し訳ありません！今修正させていただきました！教えていただきありがとうございます！まなかさん、毎回コメントしていただき本当にありがとうございます！読んでいただけているだけで本当に嬉しい限りです。更新の方、頑張ります！ (2018年6月21日 18時) (レス) id: 47c9032c5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃子。 | 作成日時：2018年6月10日 19時
