見つめたくて 触れたくて ブラックン ページ47
ずっとずっと会いたかったあなたに
やっとまた会えて
やっぱり忘れられない
あなたがいないなんて世界なんて考えられないって
改めて強く思ったからかな
僕はあなたのそばを離れたくなくて
あなたをずっと見つめたくて
あなたに触れたくて、たまらなかった
そんな僕にあなたが戸惑ってるのは
わかってたけど……
不自然なほど明るい笑顔で
テーブルにビールやおつまみを並べて
「はい！ ニックン、座ってテレビでも見ててよ＾＾
ビール飲んでてもいいよ！？
私、ちょっと散らかってるの片付けるから！」
そんな口実を口にして僕から離れ
あたふたと机まわりを片付けはじめたあなたを
そのまま逃がしてあげることはできなかった
仕事中だったんだろう
開きっぱなしの本や走り書きのメモを
手早く整頓して
僕が呼び出したせいで
放置状態だったノートPCの
執筆用テキストを保存し
再生しっぱなしなってた
音楽ファイルも終了させようと
マウスを操作しようとしたあなたの手に
僕はそっと手を重ねて……
(に)「待って。なに聴いてたの？」
耳元で囁いた
「…っ」
ビクンと震えたあなたの身体を
腕の中に閉じ込めるように
もう一方の手でPCに接続されてたイヤホンに
手をのばし 耳にはめる
(に)「…ピアノ？」
イヤホンから流れ込んできたのは
やさしく心を慰撫するような繊細な旋律…
僕はあなたの手に手を重ねたまま
その響きに耳を傾けてるふりをした
すごく近い距離と
触れ合ってる手に
ドキドキしながら……
机と僕の間に挟まれて
逃げ場をなくしたあなたは
「…うん。○○○ってピアニストで
映画やドラマの音楽もやってるひとだよ
今書いてる脚本のイメージにぴったりだから
ずっと流しっぱなしにしてたんだ」
僕のほうを見ずに
キーボードに視線を落としたまま答えた
多分僕と同じようにすごくドキドキしてるくせに
どうして逃げないの……？
はやく逃げないと……
本当に離せなくなるよ……？
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yukichansung(プロフ) - loveyさん» ふふふ＾＾ニックン、がんばりますよ〜〜ｗｗ (2016年2月10日 6時) (
レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - おお〜スっごくいい雰囲気じゃないですか(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年2月10日 0時) (レス) id: 4da1284e21 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» ひひひ＾＾ (2016年2月3日 6時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - うふうふ(^^)何か進展あるといいですね。会えなかった事で逆にふたりの距離が縮まったのかな？ (2016年2月2日 23時) (レス) id: b8c5aa2b52 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» えーと(;´･ω･)あんまり大したこと言ってませんｗｗでもニックンはがんばります！ (2016年1月25日 20時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukichansung | 作成日時：2015年11月21日 2時
