夜更けのメール ニックン ページ36
誕生日の翌日
あなたからメールが届いた
時刻は午前十二時
僕は無視して寝るつもりだったけど
(て)「な〜な〜、メールチェックしないの〜？ｗｗ」
二段ベッドの上のテクがうるさくて…
僕はしぶしぶメールに目を通した
『花束ありがとう。お祝いしてくれて
嬉しかった＾＾
テギョンくんとチャンソンくんにも
よろしく！
私はこれから締め切り二つあるので
修羅場の予感＾＾
ニックンも体には気をつけて！
韓国の冬は寒いから風邪ひかないように！！』
韓国語の読み書きが苦手な僕のため
あなたからのメールはいつも英語
それを上からのぞき見てたテク
(て)「へえ、ヌナ英語できるんだ？」
(に)「高校生の頃
憧れてた英語教師に褒めてもらいたい一心で
猛勉強したんだって」
肩をすくめながら
あの恋人はもう帰ったんだろうな、と思った
で、ひとりになって
ふと僕のことを思い出したんだろう
(て)「なんか、姉から弟へのメールって感じ…ｗｗ
…っと、悪い」
テクはククっと笑った後で 失言に気づいたらしいけど
(に)「いいよ。あの人、いつもこんな感じだよ
こっちのこと 弟くらいにしか思ってないんだよ」
それでも今までなら
喜んですぐに返信してたけど
昨日の今日じゃ
やっぱりそんな気にはなれなくて
(て)「返事しないのか？」
(に)「いいんだ。あのひと、返事なくても
別に気にしないだろうし」
(て)「でも明日から「合宿」だぞ？」
(に)「……いいんだってば」
明日の朝
デビューに向けての番組収録のため宿舎を離れるから
しばらく会えそうにないとか
そんなことを伝えたところで
恋人のいるあなたには
きっとどうでもいいこと……
それに…
(に)「ちょうどいい機会だから
あのひとから少し離れて
しばらくは自分の仕事のことだけを
考えようと思ってるんだ」
(て)「……そっか。まあ、それもいいかもな
俺たち、これから正念場だもんな」
テクの声が重みを帯びる
(に)「そうだよ。よそ見なんかしてるひまないよ」
だから
このままあなたとの繋がりが途切れてしまっても
それはそれでもういいや…って
僕は投げやりな気分でケータイから目をそらし
布団をかぶった
だけど僕を待っていたのは
自分のことだけを考える日々じゃなく
自分のことしか考えられない日々だった
夜更けのメール→←Happy Bitter Birthday 2 ニックン
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yukichansung(プロフ) - loveyさん» ふふふ＾＾ニックン、がんばりますよ〜〜ｗｗ (2016年2月10日 6時) (
レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - おお〜スっごくいい雰囲気じゃないですか(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年2月10日 0時) (レス) id: 4da1284e21 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» ひひひ＾＾ (2016年2月3日 6時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - うふうふ(^^)何か進展あるといいですね。会えなかった事で逆にふたりの距離が縮まったのかな？ (2016年2月2日 23時) (レス) id: b8c5aa2b52 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» えーと(;´･ω･)あんまり大したこと言ってませんｗｗでもニックンはがんばります！ (2016年1月25日 20時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukichansung | 作成日時：2015年11月21日 2時
