こまったひと ニックン ページ22
最初は
「嫌」と「帰らない」を繰り返してた
あなただけど
(に)「話ならヌナの家で聞くから＾＾
なんなら映画にも付き合うし。ね？」
子供をあやすようになだめてると
やっと重い腰をあげたあなた
でもその足取りは
やっぱり危なっかしくて
(に)「寒いからこれ巻いて＾＾」
通りに出て
自分のマフラーをあなたの首に巻いた後
僕は再びあなたの手を握った
あなたと出会って半年以上が過ぎて
もう敬語を使わない仲だったし
軽く髪や肩に触れたり
冗談ぽくハグすることくらい慣れてたけど
こんなふうにちゃんと手を繋ぐのは初めてで
実は少し緊張してた
あなたに振りほどかれるんじゃないかって
だけど酔っぱらってるせいかな
それとも初雪のおかげ？
「わ〜〜〜〜、雪ーーーー＾＾」
あなたははしゃいで
僕の手をぎゅっと握りしめた
その温もりに
心臓に触られたみたいに
きゅっと音をたてる胸…
さっきまで嫉妬や苛立ちが
一瞬で甘いものに変わる…
身体のほんの一部が
触れあっただけなのに
恋はなんて身勝手で
単純なんだろう
僕は気づかないうちに笑ってたみたい
「ニックン、なに笑ってるのよ！？」
あなたはむっとしたように唇を尖らせて
僕を見上げた
その目はとろんとしてて可愛いかったけど
完全に酔っぱらいのそれで
(に)「笑ってないよ＾＾
ただ、ヌナは可愛いなあと思って」
僕がほんとうのことを言っても
「はあ！？ 私のことバカにしてる！？」
(に)「そんなことないってば＾＾」
「ううん、絶対私のことバカだと思ってる！」
ふくれっ面で右へ左へとふらふらして
やがてあなたはしゃがみこんでしまった
(に)「ヌナ？ 大丈夫？？」
気分でも悪いのかと思えば
「大丈夫じゃないー…もう歩けない
てか、眠い……」
(に)「………＾＾；」
ほんとうにこまったひとｗｗ
だけどこまったやつなのは
僕も同じ
酔っぱらってくだを巻いて
そのくせに子供みたいに
僕の手を握ったまま離さないあなたを見てると
僕はあなたのどんなわがままも聞いてあげたくて
うんとあなたを甘やかしてあげたくて
(に)「しょうがないなあ……もう
はい、乗って。おんぶしてあげる」
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yukichansung(プロフ) - loveyさん» ふふふ＾＾ニックン、がんばりますよ〜〜ｗｗ (2016年2月10日 6時) (
レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - おお〜スっごくいい雰囲気じゃないですか(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年2月10日 0時) (レス) id: 4da1284e21 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» ひひひ＾＾ (2016年2月3日 6時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - うふうふ(^^)何か進展あるといいですね。会えなかった事で逆にふたりの距離が縮まったのかな？ (2016年2月2日 23時) (レス) id: b8c5aa2b52 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» えーと(;´･ω･)あんまり大したこと言ってませんｗｗでもニックンはがんばります！ (2016年1月25日 20時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukichansung | 作成日時：2015年11月21日 2時
