誘惑の香り ふたたび ニックン ページ16
恋は矛盾に満ちている
さっきまでは
あなたをただ見てるだけでしあわせだった
その気持ちに偽りはないのに
「なにそれ。
私、料理するようには見えないってこと？」
皿を洗いながら
むっとしたように唇を尖らせ
僕を見上げてきたあなたは
とても可愛くて
(に)「ははは＾＾まあ、見えませんね」
泡を流した皿を受け取る時
軽く触れあった指先に
僕の心臓はビクンと震えて
電気が走ったような気がした
だけどあなたは
「ふん。まあ、よく言われるけどね
でもこう見えても私、結構料理できるほうよ」
からっと乾いた夏空みたいに笑ってたね
あの頃はいつも僕ばかりが
バカみたいにドキドキしてて
それが少し悔しかったけど
(に)「……へえ。じゃあ今度はAヌナが
なにかおいしいものを作ってくれますか？」
「いいわよ〜＾＾
ただし仕事が忙しくない時で
いつか気が向いた時ね」
そうはぐらかしたあなたが
「じゃあそろそろ映画みよっか」
髪を束ねていたシュシュを外して
長い髪がさらりと流れた瞬間
初めて会った夜に
僕をドキリとさせたあの甘い香りが
ふわりと鼻先をくすぐって……
僕の胸にはまたしても電気が走った
残念ながら
甘い香りはすぐに僕から離れていったけど
僕は映画が始まっても
なかなか集中することができなかった
すぐそばで食い入るように
テレビ画面を見つめるあなたを
右半身でずっと意識していて
その髪に触れたいって
そしてもう一度あの香りを感じたいって
そんなよこしまな思いで
僕の胸はドキドキし続けていた
あのぐちゃぐちゃな泣き顔をみるまでは
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yukichansung(プロフ) - loveyさん» ふふふ＾＾ニックン、がんばりますよ〜〜ｗｗ (2016年2月10日 6時) (
レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - おお〜スっごくいい雰囲気じゃないですか(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年2月10日 0時) (レス) id: 4da1284e21 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» ひひひ＾＾ (2016年2月3日 6時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - うふうふ(^^)何か進展あるといいですね。会えなかった事で逆にふたりの距離が縮まったのかな？ (2016年2月2日 23時) (レス) id: b8c5aa2b52 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» えーと(;´･ω･)あんまり大したこと言ってませんｗｗでもニックンはがんばります！ (2016年1月25日 20時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukichansung | 作成日時：2015年11月21日 2時
