甘い夜 ニックン ページ15
その日僕が
あなたのためにつくったのは
トムヤンクンと春雨サラダだった
実をいうと
当時僕が作れる料理は
それしかなかった
料理も特に好きだったわけじゃない
料理をつくると言ったのは
あなたの気を引くためであり
あなたの部屋へ行くための
口実でしかなかった
だけどあなたが
「おいし〜〜い！ ほんっとにおいしい！！」
無邪気に
そして思いのほか喜んでくれたから
僕は
誰かのために料理をすることの楽しさや喜びを
初めて知った
そしてますます浮かれた
(に)「アシスタントが優秀だからですよ＾＾
Aヌナって料理できるんですね
意外と手際がいいから驚きました」
失礼な話だけど
僕はあなたが料理をするとは思っていなかった
だからあなたが長い髪を無造作に束ねて
僕の隣に立ち
慣れた手つきで野菜を刻んだり
てきぱきと僕をフォローする姿には
良い意味で予想を裏切られたし
そもそも僕は
気になる女性と
狭い空間で肩を並べて料理するってことじたい
初めての経験だったから
一緒に料理してる間も
食事中も
後かたずけをはじめてからも
なにもかもが新鮮で
楽しくて仕方がなくて
あなたの横顔や
髪をおろしているときには気づくことのなかった
ほっそりとした首筋や
きれいなうなじに見惚れて
ちょっとドキドキしながらも
僕はずっと笑ってばかりいた
いきなり燃え上がるように結ばれる恋も
もちろん魅力的だけど
こうしてそばにいるだけで
心が温かくなるような
開け放った窓から吹き込んでくる初夏の夜風さえ
甘くくすぐったく感じるような
こんな感じも悪くないなって
僕は思ってた
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yukichansung(プロフ) - loveyさん» ふふふ＾＾ニックン、がんばりますよ〜〜ｗｗ (2016年2月10日 6時) (
レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - おお〜スっごくいい雰囲気じゃないですか(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年2月10日 0時) (レス) id: 4da1284e21 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» ひひひ＾＾ (2016年2月3日 6時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - うふうふ(^^)何か進展あるといいですね。会えなかった事で逆にふたりの距離が縮まったのかな？ (2016年2月2日 23時) (レス) id: b8c5aa2b52 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» えーと(;´･ω･)あんまり大したこと言ってませんｗｗでもニックンはがんばります！ (2016年1月25日 20時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukichansung | 作成日時：2015年11月21日 2時
