あなたの部屋 ニックン ページ14
あなたの部屋は
変哲もないアパートの二階
通りに面した南側の角部屋だった
間取りは1DK
意外にと言ったら失礼だけど
ポップで可愛らしく
女性らしい雰囲気だった
だけどあなたの城とも言うべきその空間で
最も存在感を放っているのは
やっぱり大量の本だった
本棚だけじゃ収まりきらないんだろう
床に詰まれた本
可愛らしいかごに詰められた本、本…
「ごめんね、あちこちに本あって
狭い部屋が余計に狭くなるから
できるだけ図書館で借りて
増やさないようにしてるんだけど＾＾；」
これがAヌナの部屋なんだ…って
あ、あのPCで仕事してるのかな…って
思わずまじまじと見入ってた
僕の視線に気づいて
あなたは
机の上のノートPCをぱたんと閉じ
その隣に無造作に積み上げてた本も
慌てて移動させたけど
僕は本で溢れ
少し雑然としたこの部屋の雰囲気が嫌いじゃなかった
あなたというひとにとって欠かすことのできない
ピースを見ているようで
本のタイトルひとつひとつさえ
知りたいくらいだったけど
「ちょっとちょっと！
恥ずかしいからあんまりじろじろ見ないでよっ」
あなたは唇を尖らせ
僕をキッチンへ連れて行った
(に)「恥ずかしい？」
僕にはわけがわからなかった
「当たり前でしょ！ どんな本が好きかとか
知られるの、頭の中のぞかれるみたいで
超恥ずかしいよ！！」
裸見られるのと同じくらい
あなたはそう表現したけど
僕にはその感覚がよく分からなかった
だけど
この人は僕が思ってるよりずっと
繊細でシャイなひとなのかもしれないなって
微笑ましく思いつつ
僕は張り切ってシャツの袖をまくった
(に)「わかりました＾＾
じゃあじろじろ見ないようにしますから
料理は手伝ってくださいね」
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yukichansung(プロフ) - loveyさん» ふふふ＾＾ニックン、がんばりますよ〜〜ｗｗ (2016年2月10日 6時) (
レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - おお〜スっごくいい雰囲気じゃないですか(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年2月10日 0時) (レス) id: 4da1284e21 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» ひひひ＾＾ (2016年2月3日 6時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - うふうふ(^^)何か進展あるといいですね。会えなかった事で逆にふたりの距離が縮まったのかな？ (2016年2月2日 23時) (レス) id: b8c5aa2b52 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» えーと(;´･ω･)あんまり大したこと言ってませんｗｗでもニックンはがんばります！ (2016年1月25日 20時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukichansung | 作成日時：2015年11月21日 2時
