有頂天 ニックン ページ11
ニックンだけ
あなたのその言葉に
僕はすっかり気をよくしていた
有頂天になっていたと
言ってもいい
(に)「奇遇ですね＾＾
僕もAヌナとは
話が合いそうだなって思いましたよ」
僕がそんな調子のいいことを
口にすると
素面だとシャイで人見知りなあなたも
「え？ そうなの？？」
少しずつあの夜のような人懐っこさを
取りもどしていって
ちょっと意外そうに
でも嬉しそうに瞳を輝かせた
(に)「はい＾＾
映画や音楽が好きなとこは一緒だし
そもそも話が合わないひとと
あんなに何時間も
話続けられませんよ
おかげで次の日は完全に寝不足でしたけど」
「あはは…＾＾；
長いことつき合わせちゃってごめんね」
(に)「いいですよ
またあの店で ごはんでもおごってもらえれば」
別にたかりたかったわけじゃないけど
また会う口実が欲しくて
そう言った時
絶妙なタイミングで
僕の腹が鳴った
それもぐうう、と豪快に
あなたは
ぷっと笑った
「お腹すいてるんだ？」
(に)「はい＾＾；実をいうと
Aヌナのせいで
美味しい夕飯を食べ損ねました」
「は？」
(に)「本当は今日
年上の女性に手料理をごちそうになる約束だったんです
でもAヌナの姿を見かけたから
断りました
おかげで腹ペコです」
「年上女性」の正体は
おかまだけど
ちょっと妬いてほしくて
そう嘯いた僕
だけど残念ながらあなたは
そんなことにはまったく興味がないようだった
ただし人がよく
律儀でもあるあなたは
「え、それって私のせい？？」
怪訝そうな顔をしつつも
僕の腹をそのままにはしておけなかったようで
「う〜ん、
じゃあお礼もかねて
今からオン二のお店行こっか＾＾」
そう言ってくれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» ふふふ＾＾ニックン、がんばりますよ〜〜ｗｗ (2016年2月10日 6時) (
レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - おお〜スっごくいい雰囲気じゃないですか(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年2月10日 0時) (レス) id: 4da1284e21 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» ひひひ＾＾ (2016年2月3日 6時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - うふうふ(^^)何か進展あるといいですね。会えなかった事で逆にふたりの距離が縮まったのかな？ (2016年2月2日 23時) (レス) id: b8c5aa2b52 (このIDを非表示/違反報告)
yukichansung(プロフ) - loveyさん» えーと(;´･ω･)あんまり大したこと言ってませんｗｗでもニックンはがんばります！ (2016年1月25日 20時) (レス) id: 56c3c51e5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yukichansung | 作成日時：2015年11月21日 2時
