招かれざる…？？ ページ34
チャンソンが出かけた一時間後。
チャイムが鳴った。
やってきたのは
すらっと背の高くて
どきりとするほどスタイルの良い女性だった
私は大丈夫って言ったけど
慣れない韓国で一人じゃ心細いだろうからって
チャンソンが呼んでくれた
元ダンサーさんで
チャンソンいわく「お姉さん」みたいに
お世話になってるひと、だとか
「こんにちは^^
ぺクヘギョンです
今日はどうしますか？
観光？
美味しいもの？」
よかった
チャンソンが言ってたとおり、
優しそうな人^^
なにより
「ヘギョンさん すっごく日本語上手ですね！
それにきれいで、スタイル抜群！
ウエスト細い！
足なっが〜〜〜い！！」
って感動のあまり声に出してしまったけど
ヘギョンさんが戸惑ったような顔をしてたから
私はあわてて深く頭を下げた
「あっ、ごめんなさい！
なんだか嬉しくて、つい」
「うれしい？」
「はい！ チャンソンが
超いい人って言ってたヘギョンさんに会えて
すごく嬉しいです^^
今日は、私のために時間をさいてもらって
ありがとうございます！
ええと、まず最初にしたいのは、
明日、日本から友達がくるので
その友達にあげる韓国のお土産が
買いたいなって思ってます！
その後はあの…
チャンソンのこと、
特に仕事のこととか
いろいろ教えてほしいです！」
すると…
ヘギョンさんはにっこりと笑った
でも目の奥が笑っていないような…？
「ああ、お友達へのプレゼントなら
チャンソンが用意してますよ」
「え？」
「だって、Aさんが言ったでしょ？
友達が来ると
재촉한다고 뻔뻔 여자
(催促するなんて厚かましい女) 」
ヘギョンさんは相変わらずにこにこしてたけど
最後の吐き捨てるような韓国語
韓国語の勉強を始めたばかりの私じゃ
はっきりとは聞き取れなかったけど
厚かましいって言った？？？
そんな気がして
あれ。私もしかして歓迎されてない？？？
ってようやく気付いた私だった
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作者名：yukichansung | 作成日時：2015年9月7日 1時
