[Fischer's] 希望の光 Part.2

一か八かすぎる ページ39

シルク side

女3「あ…ありがと…」

A「さぁ、みんなも帰りな？」

女2「は？帰れるわけねーだろ！」

女1「もうやめなって！」

女2「何でだよ！」

女1「ここ何があるか分かってる？なんで、こいつがこの場所から動かなかったか分かる？」

ん？…この場所……あ、防犯カメラ…

女2「あっ…」

女1「全部こいつ分かってんだよ。こいつが警察に言えば、うちら顔バレてるし捕まるよ。」

A「ね？分かったでしょ？だから、帰りな。怪我してる子も、痛がってたら一応病院に連れて行ってあげてね」

女の子3人が走り去っていった

A「はぁ…」

シルク「また言い合ってんじゃんw」

A「いつからいたの！？」

シルク「殴られかける前から？w」

A「結構最初からじゃん…」

シルク「動き見えてたんだなw」

A「いや？見えてないよ？」

シルク「は？全部わざと当たってたって」

A「あー…普通に歩いてたら当たってた。ゆっくり歩いてたしね」

シルク「え？は？じゃ、じゃあここに監視カメラがあるっていうのは…」

A「あー、それは分かってたよ。けど、動いてるかどうかは知らないけどねー」

てへぺろ的な感じで舌を出してる

シルク「入っていけばよかった…」

A「大丈夫、大丈夫。…あ、これ買いに来たの。手伝ってくれたお礼！コーラ！」

シルク「お、ありがと…」

A「ダホちゃーん、コーラ！」

走ってダホのとこまで行く。

A「はい、コーラあげる！手伝ってくれてありがと！」

ンダホ「ありがと！さっき絡まれてなかった？大丈夫？」

A「うん、もう大丈夫！」

ンダホ「そっかw じゃあ、コーラもらうね！…うわっ！」

A「あっ…」

シルク「…wwwwww」

ンダホ「…ねぇ！コーラ吹き出したんだけど！w」

A「あの時…」

シルク「そういえばw 避ける時コーラ振ってたw」

ンダホ「避ける時って何www」

A「た、タオル、これ使って！」

本当、Aといたら面白いわw

けど怖いところもある

ああやって突っ走ることもあるし、一か八かにかけるとこもある

1人でも大丈夫そうなオーラがあるのに、実際はそうやって自分を固めて守ってるだけで、簡単に壊れてしまうところがある

だから、放っておけない

俺が守りたいって思いが強くなる

いつこの気持ちを伝えるかなんて分かんないけど、いつかは…

ンダホ「おーい、シルク帰るよー！」

A「ダホちゃん、シルク置いて帰るー？」

シルク「やめろ！乗せてけ！w」

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