[Fischer's] 希望の光 Part.2

家を出る決意 ページ29

シルク side

くそ…アンチコメントが多くなってる…

俺やメンバーは気にしない。こんなの結成した当初からバカみたいにあった。

けど、Aが気にしちまう…

しかもRoyal Partyのお気に入りって…あいつらが動かしてるのか？

昔はそれをA1人で止めてたって思うと…本当に腹が立つ

片付けでもして気を紛らわせるか…Aも少しの間だけ忘れてくれたらな…

そう思って、Aを何度呼んでも聞いてねーし…

また何か考えてるのか？

A「ねぇ、シルク。お願いがあるんだけど。」

シルク「どした？」

A「その横の部屋、私がちゃんと家賃払うから、そこに住ませてくれないかな？」

シルク「は？なに、急にどうした？」

急にどうした…

A「いや、マネージャーの資料とか会社の資料がいっぱいあってさ、それをまとめておきたいなって。シルクの部屋だと散らかせないし、シルクにも悪いからさ。」

シルク「俺、そんなこと気にしないよ？」

A「シルクが気にしなくても私が気にするの。女子力無いとか思われたくないし。それに秘密事項とかもあるから、みんなに見せれないでしょ？」

シルク「まぁ…それはそうだな。」

A「あ、ちゃんと撮影にも参加するし、ご飯もちゃんと作りに行くよ？それに、仕事する時以外は今と同じようにシルクの部屋に居座ります！」

何か裏があるのか？

…いや、仕事の時に俺の部屋でやりにくそうにしてた…広げられないから、開けて閉まって、開けて閉まってを繰り返してたし…

A「ダメ…かな？」

シルク「いいよ、Aが横の部屋にいたら、撮影道具とかどこに何があるか把握できそうだなw でも、金は俺が払う…」

A「それはダメ。絶対にダメ。もう私は働いてるの。ちゃんと払わせていただきます。」

シルク「でも…」

A「それ以上言うなら、シルクの稼いだお金にもっとプラスして私から振り込むけど？」

シルク「それは止めろw…分かった、大家さんには俺から言っておく。」

A「ありがと！家具とか揃えなきゃだね。…あ、どうせみんな休憩所として使うでしょ？使い心地良さそうなのみんなで選んでよ」

シルク「すぐみんな集まりそうw デカいソファーとかいるなw」

A「マサイの部屋が座椅子だから、私のところはソファーにしよっか！」

Aが俺の部屋からいなくなるのか…

まぁ、横だから何かあったらすぐ行けるな

Aが部屋を出る本当の意味を俺は分かっていなかった。

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