156話 寝不足デバフのクソゲー ページ8
Aサイド
そして翌朝。宣言通り朝５時にたたき起こされた私は寝不足で死にそうだった。
『眠い……』
甚「はいはい手止めんなー。気抜いたら俺との打ち合い二倍にするぞ」
享年15歳、死因は過労死。笑えない。素振りする腕に力を込めた。
布団に入った時間はそう遅くはなかったはずだけど、一晩中葵さんの叫び声が聞こえていて全然寝付けなかった。
気持ちはすごくわかるけど寝ようよ。寝るの楽しいよ。
甚「朝練終了。順番に食堂に向かえよー」
やったーご飯だー。
朝ごはんは海鮮丼。
北海道おいしい。お米も海産物も全部おいしい。
夜ご飯にはメロンも出るとか。これは食べるしかないね。
朝食の後は甚爾先生との打ち合い。
お腹いっぱい、眠気も覚めて絶好調!
……のはずだったのだが。
甚「はい、また死んだ」
『くうぅぅ……』
コツン、と模擬刀が額に当たり、私は床に倒れ込んだ。
先生に勝てない。エフェクトに当たり判定ついてるタイプのクソゲーじゃんこんなの。
『いいところまでいったと思ったのに……』
甚「詰めが甘い。対処された時の策を二重三重に貼っとけ。頭いいんだから、使えるモンは積極的に使え」
そんなこと言われましても、模擬刀捨てて足払い仕掛けてくるとは思わなかったし。
ダメだ。思考が暗くなってる。
もっと頑張んないと。術式頼りにならないように。
『もう一回、お願いします!』
あの後も負けに負け、訓練が終わった頃にはボロボロだった。
釘「お疲れ様」
『死ぬかと思いました……』
速い強い重い。顔も怖い。そしてゴツい。
威圧感半端ない。呪詛師チビるってあんなん。
『昔はただの優しいおじさんだったのに』
甚「誰がおじさんだって?」
わぁ。ご本人登場しちゃったよ。
頬をギリギリとつねられて、厳しいご指導が降り注ぐ。
甚「居合の精度がまだまだだ。一回日下部のとこ行って習ってこい。あと腕の筋肉もつけろ。片腕でも振れるようにしろ」
もうこれ一生続くんじゃないかな。
と思ったところで救世主が。
希「甚爾、それぐらいにしてやれ。前より格段にスピードもパワーも上がってるんだ。進歩してるぞ」
真希先輩……ありがたやありがたや。
強い人に褒められるの嬉しいなあ。頑張ろう。
希「居合が前より速くなってる。すげぇぞ。
今度私ともやろう」
『はい!』
真希先輩が立ち去った後、ぽそっと呟いた。
『なんであんなにかっこいいんだろ……』
釘「わかる」
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yui(プロフ) - ゆうさん» 私も愛してます！！((((ありがとうございます！ 一回書き方の修正入れるかもなんですが……やっぱり台本書き文字数食うのでチートと揃えようかと。テスト明けにやる予定です！ (9月7日 17時) (
レス) id: 273fd39d94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 更新楽しみにしてます！！夢主じゃないのほうもだけどこっちも大好きです！！！！愛してる！！！！ (9月7日 10時) (レス) id: 93da094e66 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - ありがたやぁ〜 (8月18日 15時) (レス) @page5 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 寝子／猫さん» 相当嬉しいですねそれ！ 私が北海道大好きなので、せっかくならそっちを舞台に書こうかなーと思って書きました！ (8月18日 7時) (レス) id: 02206b89b3 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - 道民からすると推しが北海道来てくれるぐらい嬉しい！！ (8月17日 22時) (レス) id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2023年8月14日 10時
