163話 変態 ページ15
Aサイド
呪詛師が吹っ飛んでいく。……変だな、弱すぎる。
盗難された呪具の中には、一級相当のものもいくつかあった。
でもコイツから感じる呪力はどれだけ甘く見積もっても三級そこら。到底実力が足りていない。
嫌な予感。多分なにか仕掛けてるな。
あ、ほら。
呪詛師が首の朱墨で書かれた札をちぎる。
すると、呪詛師の顔に赤黒い紋様が浮かんだ。
マズイ、呪力量がけた違いに増えた。格が違う。
？「俺に殺されることを喜べ!!」
『黙れド変態クソジジイ!!!』
口が悪くなったのも許してほしい。
だって完全にラリったおっさんなんだよ!!
なーにが殺されることを喜べだ!! 瞬殺してやる!!
『十種影法術 玉犬』
でもまずは安全確保。玉犬を瀬呂さんの護衛につける。
呪「死ねやるあぁぁぁぁぁ!!!」
『誰が死ぬか、ばーか』
馬鹿正直に突進してきてくれたので避けて蹴り一発。
呪力量に見合わず攻撃は単調。術式使ってないからか。
本気出される前に殺せたらそれがいいか。
……と思ったが、まぁ思い通りにはいかないわけで。
服の下から二丁拳銃を取り出して術式発動。
呪「光を縛りし鋼の天使、闇に舞いし硝子の悪魔。
神羅万象、
遠雷、夕闇、間隙、夜伏、
術式順転
二丁拳銃は呪具だったのか、それの呪力が増大する。
あれは確か高専のやつ。名前は……マズい!!
『伏せて!!』
放たれた銃弾が空間を裂く。ヤバいな、判断ミスった。
あの拳銃の名前は
銃弾が跳ね返るごとに増えていく。
やっばいな。詠唱省略せずに術式使われたから、相当数の弾が……
いや、落ち着け。
そんなことしたら呪詛師自身も危ない。何かしらの策は講じてるはず。
恐らく生得術式は増幅法術。詠唱と掌印によって術式の対象を自分が触れてる物にまで広げてるだけで、そもそもの性能は変わらない。
考えられる対策は二つ。
呪具に頼るか、自分の体にさらに強い呪力を纏わせるか。
殺跳の弾はあくまで呪力で増やされたもの。
より強い呪力の前では無意味になる。
そもそもの弾は二つ。それにさえ気をつけてれば簡単だ。
多分これ瀬呂さん狙ったんだろうな。玉犬のこと知らないのかもしれない。
トリックも分かったことですし。
勝ちに行かせてもらいます。
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yui(プロフ) - ゆうさん» 私も愛してます！！((((ありがとうございます！ 一回書き方の修正入れるかもなんですが……やっぱり台本書き文字数食うのでチートと揃えようかと。テスト明けにやる予定です！ (9月7日 17時) (
レス) id: 273fd39d94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 更新楽しみにしてます！！夢主じゃないのほうもだけどこっちも大好きです！！！！愛してる！！！！ (9月7日 10時) (レス) id: 93da094e66 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - ありがたやぁ〜 (8月18日 15時) (レス) @page5 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 寝子／猫さん» 相当嬉しいですねそれ！ 私が北海道大好きなので、せっかくならそっちを舞台に書こうかなーと思って書きました！ (8月18日 7時) (レス) id: 02206b89b3 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - 道民からすると推しが北海道来てくれるぐらい嬉しい！！ (8月17日 22時) (レス) id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2023年8月14日 10時
