55話 体育祭X ページ10
「……さっき、親父に会いました」
そう言った瞬間、空気が凍りついた。ピキーンって、そう、それこそ氷像みたいにピキーンって感じで。教師陣は殺気出してるから物騒すぎる氷像だね、ダハハ(錯乱)
「は？ あのクソ親父がAをこんなにしたの？」
「よし、死刑」
「異議なし」
「ちょと待て！ 洒落にならん！！」
ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ。先輩達まで殺気出し始めたよ。死刑て！
「親父じゃなくて私が勝手に拒否反応出しただけなので！ 悪いの私なんで！」
いやマジで無意識だったからね？ トラウマって怖いね。
「ってか、恵先輩行かなくて良いんですか？ 第四試合終わりましたよ」
第四試合は焦凍兄VS心操さん。焦凍兄が氷漬けにして瞬殺だった。え、次焦凍兄と戦うの？ なんてタイムリーな。
「あ、やべ。行ってくる」
そう言って、入場門に走っていく先輩。
その遠ざかる背中に向かって、
「いってらっしゃ〜い！ 処刑は任せといて〜！」
となんとも物騒な言葉を投げかける兄。
空が青いなぁ(現実逃避)
「第五試合！
予選トップクラスの成績を誇る、
A組、伏黒恵〜！！
VS！
ヒーロー科きっての頭脳派！
同じくA組、八百万百！！」
「あの子の個性面白いね。“創造”か」
強力な個性だし、八百万さんにはピッタリかな。あの人頭良いからね。
でも……
「万象」
万象をだし、水を出す恵先輩。それを防ぐため、シェルターのようなものを創り出す八百万さん。彼女がシェルターを創った瞬間、先輩は万象を解除し、玉犬を出す。
やっぱりその戦法でいくよね。
八百万さんの個性は構築術式と同じで、一度作ったら消えない。でも、恵先輩の式神の影響で生まれた物はそのうち消える。
次々と違う種類の式神で攻撃し、それぞれに対応できる物を創らせることで、集中力を削ぐのと同時にフィールド上を動きにくくする。
八百万さんは体術が得意な方ではない。
相手の個性と実力を上手く活用した戦術だ。
案の定、すぐに決着がついた。
「八百万さん場外、伏黒君、2回戦進出！」
やった〜！
「戻りました」
「おーおかえり。母さんと津美紀からLINE来てたぞ」
「ん」
短く答えてスマホを操作する先輩。
「いいなー。伏黒家一般家庭って感じがする」
「いやいや、一般家庭じゃなくて逸般家庭でしょ」
「兄、上手いこと言ったね」
津美紀ちゃん元気かな、また遊びたいなぁ。
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yui(プロフ) - 第三弾はまだ作成中となっています。今日中にパスワード解除しますので、もうしばらくお待ちください。楽しみにしていただいてありがとうございます！！ (2023年2月5日 6時) (
レス) id: 8606fea28c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - いつも楽しく見ています！失礼ですが第三弾パスワードはどうしたらわかりますか？ (2023年2月5日 0時) (レス) @page37 id: 8d3847b149 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - 初コメ失礼します。第三弾パスワードってどうしたらわかりますか？ (2023年2月4日 22時) (レス) @page37 id: 853b88f4af (このIDを非表示/違反報告)
猫狗 - yuiさん» 二リットル！？どうせなら二十リットル...((((相手にはできないのか...はっ、気づかれないようにザリガニでも忍ばせれば...(((((続き楽しみにしてます！ (2023年1月20日 21時) (レス) id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 猫狗さん» ええ実行しましたよ２Lってところがポイントです(((((お相手にはできないんですねそれが･･････ 理由は次回の投稿で！！ (2023年1月19日 18時) (レス) id: eb54d0122a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2022年8月4日 18時
