【アイナナ】アニメヲタクの初恋-3

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「君、ここで見たことは口外しないように」



九条さんはそう言うと、七瀬さんにタオルケットを被せた



「陸、体は冷やしちゃいけないよ。体調はどう？」



「てんてんはりっくんの双子の兄ちゃんなんだよ。りっくん、体弱いからいつもてんてん心配してる」



『そ、そうなんだ…』



環くんが説明してくれたが、深くは聞かなかった


　
「邪魔するぜ」



「みんなお疲れ様ー！」



突然ドアが開くとそこにはまたTRIGGERらしき人が立っていた



十龍之介さんと八乙女楽さん…



「ん？見慣れない顔だな…？」



「あ！君、維ちゃん！？」



「龍、知ってんのか？」



龍之介さんに問い詰める八乙女さん



「えっと、ちょっとね…」



『先日はお世話になりました…。あ、あの服洗濯したのでお返しします…！』



「いや、急がなくていいんだよ！」



「こいつら何の話してんだ？」



「えっとねー、こないだ俺と維がー…」



「『環くん！』」



龍之介さんと声が揃った



ますます怪しむ周りに環くんが何でもない、とその場を収めた

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