【アイナナ】アニメヲタクの初恋-3 (ページ4)

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理解出来ずに困っているとお父さんは話を続けた

「事務所の一員としてなら当然アイドルと関わることになる。それなら誰にも文句は言わせないだろ？」

『それはそうだけど、それでも文句や悪口を言ってくる人は消えないと思う…』

お父さんの言っていることはわかるけど、どうしてもそれで収まるとも思えない

そもそも堂々と事務所の一員なので仕方ないなんて言えば、それはそれで反感を買うのでないだろうか…

「確かに維の言う通りかもしれないね。だけどIDOLiSH7が大きく広まってきて、人手が足りなくなっているのは事実なんだ。一員として必ず君を守る。だから事務所にも手を貸してくれないかな？」

もしかしたら都合の良いことかもしれないけど、私にも出来ることがあるのなら信じてみてもいいのかな

『だけどお父さん…』

「今やってるアルバイトのことかな？それなら続けてもらっても構わない。こちらは頼める範囲でお願いしようと思っているからね」

そこまでお見通しだった

何だかんだ言ってお父さんはちゃんと見ててくれてるんだなぁ

『ありがとう。私、頑張るよ！』

お父さんは笑顔になり、IDOLiSH7結成の話など今までのことを話してくれた

すごいことをお父さんはしたんだ

それに私は携われる

環くんや一織に言ったらどんな反応するかな？

お姉ちゃんは心配するかな？

みんな喜んでくれるといいな

しばらくお父さんと話していたが、仕事に戻ると言ってお父さんはまた外出してしまった

「過ぎてしまったが、小鳥遊事務所の新しい仲間の紹介を君の誕生日パーティーを兼ねて計画している。楽しみにしていてくれ」

また１人になってしまったが、家を出る前のお父さんの言葉が嬉しくてたまらなかった

『お母さん、お父さん不器用だけど、私ちゃんと愛されてたんだね』

お母さんの写真に話し掛け、私は環くんたちを待った