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「着いたー」



『やばっ…!』



朝食を食べている間に、お迎えがきた



環くんからのラビチャに返信し、私はまたパンを口に詰め込み、牛乳で流し込んだ



『行ってきまーす!』



「行ってらっしゃい!気をつけてね!」



お姉ちゃんに見送られ、外に出ると環くんと一織が待っていた



『ごめん!お待たせしました…!』



「慌ただしい人ですね…」



「行こーぜ」



あの事件があってから初めての登校



同じクラスで隣の席なんて、気まずい以外の何でもない



「怖い?」



『えっ?』



「すげー顔してるから」



緊張で顔が強張っていたみたいで、一織まで心配した顔をしている



『ご、ごめん…。やっぱりちょっとね…』



あはは、と引きつっているであろう笑顔を見せた



「だからその顔やめろって」



『ごめん…』



はぁ、とため息をつく一織



「俺達信用しろよ」



『でもクラス違うし…』



「毎時間そっち行く。な、いおりん?」



「まぁなんで私までと言いたいところですが、私もあなた達が心配なので様子を見に行きますよ」



「俺もかよ!」



「あなたは怒ると野性的になりますからね。何かあったら大変なことになりかねないので」



2人の会話に思わず笑ってしまう



『ありがと、2人共』



2人は照れながらも、安心した顔を見せて一緒に笑った



私には頼れる彼氏と幼馴染がいる



それだけで心強かった



学校に到着して、教室の前に立つ



環くん達と別れ、軽く深呼吸をした



『…よしっ!』



教室のドアを開けて、見回したがそこに桜の姿はなかった



まだチャイムが鳴るには少し早い



クラスメイトの視線を軽く感じながら、私は席に着いた

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設定タグ:アイナナ , アイドリッシュセブン ,   
作品ジャンル:恋愛
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GLAY(プロフ) - 環君大好きなので嬉しいです!更新頑張ってください! (2020年5月7日 20時) (レス) id: 9b9cc1c6b7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 続き楽しみにしてます! 環くんかっこいい (2018年8月8日 17時) (レス) id: 7e96284a10 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむりん(プロフ) - オリジナルフラグ外してくださいね! (2017年10月9日 17時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずき | 作成日時:2017年8月29日 16時

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