【アイナナ】アニメヲタクの初恋-3 (ページ26)

今日:27 hit、昨日:0 hit、合計:33,190 hit

24-7 ページ26

パーティも終わり、お酒の入った大人たちはみんな眠ってしまっていた

環くんとナギさんは眠ってしまった人たちをレッスン室に非常用に置いてある布団を敷き、そこに運んだ

その間、残った私たちはパーティの後片付けをした

「維ちゃん、楽しかった？」

『はい、楽しかったです！本当にありがとうございました』

陸さんはテーブルを吹きながら、私を見てニコッと笑った

「全員、運んだ」

環くんとナギさんが戻ってきた

「こちらももう少しで片付きます」

ゴミや食器を片付けていた一織たちも戻ってきて、私たちは少し一息をついた

「後始末する方も考えてほしいよね」

「全くです」

九条さんと一織がため息をついている

『あはは…、いつもなの？』

「バンリと社長さんが潰れたのは初めてですね」

「他の人はいっつも。みっきーとかヤマさんくらいならともかくがっくんと龍兄貴はでかいから大変」

あの2人みんなより大きいもんな…

ナギさんと環くんの顔は呆れていた

「私たちは帰りますが、みなさんはどうされますか？布団ならまだありますが、寮に戻られますか？」

お姉ちゃんが質問し、みんなで顔を見合わせている

「寮近いし、帰る？あ、でもてんてんどうする？」

「天にぃは俺の部屋で寝ればいいよ！いいかな？天にぃ」

「じゃあ陸の部屋で寝るよ」

3人の会話で寮に帰ることが成立し、私たちは先に帰ることにした

『今日は本当にありがとうございました！これからはよろしくお願いします！』

「おぅ、明日学校行く？」

『明日は行くよ』

環くんの顔がパッと明るくなった

「じゃあいおりんと迎えに行く」

「私もなんですね…」

「当たり前じゃん！」

環くんと一織の会話が可笑しくて、クスッと笑ってしまった

『ありがとう。待ってるね』

そして私たちは事務所を後にし、お姉ちゃんの車で自宅へ帰った