【アイナナ】アニメヲタクの初恋-3 (ページ24)

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「タマも男になったか～？」

「四葉やるじゃねーか」

大和さんと八乙女さんにからかわれる環くん

私は少し離れたところに座った

そして隣に一織が座る

一織にちゃんと言わないと…

『一織、あのさ…』

「わかっています」

『え…？』

「わかっていました、最初から」

一織…

「四葉さんに嫉妬してたんです。幼い頃から、最初に好きになったのは私なのにって。だけどあなたを見ていて思いました。私が入るところなんてないんだって…」

『ごめんなさい…』

そんな風に思っていたなんて全く考えていなかった

なのに私はそんなことも知らずに幼馴染としか接してなかった

一織に悪いことしてた…

「謝らないでください。あなたのそんな顔見たくないです。それに…」

一織は私に顔を近付けて、耳元で囁く

「もし四葉さんのことであなたが少しでも悲しい顔を見せたなら、私はすぐにあなたを奪いにいきます」

なっ……！

顔が熱くなり、顔を離した一織はイタズラに微笑んでいた

やられた…

「カッコいいこと言うんだね、今時の高校生って」

「和泉一織ってそんなこと言う人だったんだ」

後ろで千さんと九条さんが見ていた