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一織が私たちの関係を話し、その場が落ち着いた
『三月くんったら…』
三月くんのイタズラに呆れていると、後ろから声を掛けられる
「維ちゃん、初めまして。逢坂壮五です。みんなから話は聞いていて、僕も会ってみたかったんだ」
『あっ!維です!みんなどんな話してるんだろう…。私も壮五さんのこと、環くんからよくお話聞いてます!』
環くんの話だととても難しそうなイメージがあったけど、雰囲気も話し方も柔らかくて優しそうに感じる
「環くん、学校ではどんな感じ?」
『クラス違うので全部知ってる訳じゃないですけど、体育の授業とかとても楽しそうに受けていますよ』
「そっか、環くんちゃんと学校でやってるんだね!」
壮五さんの表情が少し変わって、とても嬉しそうに見える
壮五さんも環くんのことが好きなんだな
「維」
名前を呼ばれ、環くんが隣にやってきた
そして環くんは黙って私の腕を掴んだ
『た、環くん…?!』
「環くん!女の子に乱暴しちゃいけないよ!」
「ちげーよ!」
壮五さんの言葉に大きく否定し、しばらく私の腕を眺め、手を離して顔を上げた
「傷消えたんだな」
環くんは体の傷に気付いていたんだ
『うん、もう大丈夫!心配してくれてありがとうね』
環くんはニッと笑うと私の頭に手を置いた
「今日ぜってー楽しませてやるから、ちゃんと見とけよ」
『うん!』
大きく頷き、2人で笑い合った
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GLAY(プロフ) - 環君大好きなので嬉しいです!更新頑張ってください! (2020年5月7日 20時) (レス) id: 9b9cc1c6b7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 続き楽しみにしてます! 環くんかっこいい (2018年8月8日 17時) (レス) id: 7e96284a10 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむりん(プロフ) - オリジナルフラグ外してくださいね! (2017年10月9日 17時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずき | 作成日時:2017年8月29日 16時