しすこんふぉーえばー (ページ6)

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(YG)
姉貴は基本、方向性が決まったら後は放置だ。
腕を信用してもらってるってことだから素直に嬉しい。
今日もいつものように某海賊マンガを選んで読んでいる。
女性雑誌じゃないのが姉貴らしいというか、まぁ他が男ばっかりだからしょうがない気もするけど。

YG「ちょっと顔上げて。前髪切る」

「んー」

YG「目瞑っといて」

「あい」

前髪を切るとき、つい顔をまじまじと見てしまう。
顔のパーツがはっきりしているから、薄めの化粧でも十分だ。

YG「相変わらず肌綺麗だな」

「ユンちゃんにそっくりそのまま返すよ。こちとら必死なんだからね!!」

YG「そりゃ失礼」

「…ユンちゃんキライ」

YG「オレは好きだけどー？」

「ふんっ！」

機嫌を損ねてしまったらしいwすぐに直るけどな。

「ねぇ、今日チムちゃんは？」

ほらww

YG「いるよ。今日姉貴来るの知ってるから、そのうち来ると思う」

「やったー♪」

YG「はい、カット終わり。1回流すから移動して」

「はーい」

シャンプー台を倒してお湯を出す。
普通なら顔を隠すためのタオルを被せるんだけど、姉貴はいらないって言うからやってない。

YG「お湯、熱くない？」

「うん、大丈夫」

シャンプーを手に取ろうとしたところで肩を叩かれる。
振り向くと、ジミナがいた。