しすこんふぉーえばー (ページ46)

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(JM)
な、長い…。
とりあえずワンラリーが長い。
よく2人ともあんなに動けるな。
いや、向こうもだから4人か。

惜しいとこでセットを落としてしまったホソギひょんとジョングギは、今度こそとさっきよりも躍起になっている。

YG「あいつらわけぇなー。オレもうあんな動けねぇ」

「ユンちゃんあんたほっくんと1個しか変わらんでしょうが」

YG「あいつは今でも現役だろうが」

なんだか若さのない会話が隣で繰り広げられている。
でも、やっぱりこの2人って話のテンポ？があってる気がするんだよね。

SJ「うわー。オレより年上なのにあそこまで動けるのすごいなぁ！」

…こっちにもいた。

JM「相手の2人、ジニひょんよりも年上なの？」

SJ「そうみたいなんだよー。ジェファンとルームシェアしてるひょんなんだって」

JM「ふーん、そうなんだ」

いくらラリーが長いと言っても必ず終わりは来るもので、相手のマッチポイントとなってしまった。

しかも向こうのサービスゲームで、サーバーは背が大きい方の人。
こっち側の2人がグリップ部分をぐっと握ったのが見えて、オレまで緊張してしまう。

でも、その緊張は一瞬で解かれた。

まだそんなパワーが、いったいどこに残ってたんだ！というくらい速いサーブが、ノータッチでこっちのコートを通り過ぎて行った。

これにはもうコートの2人も見てるオレらもぽかんとするしかなくて、唯一向こうのペアの人だけが“ナイサー！”と言ってハイタッチをしに行っていた。