[Fischer's] 希望の光 短編集 Part.9

兄弟喧嘩 ページ46

A side

えっと…日曜日だけど今日は会議があるから、子供たちをマサイに頼んで…

っとその前に、お弁当作って…

あ、でも、みんなのご飯も…

私の頭は休みの日でもフル稼働

何から片付けていけば1番効率がいいかをずっと考えてる

でも、そんな時に限って…

奏陽「これ、かーくんの！」

陽菜「これは、お姉ちゃんのでしょ！奏陽はあっち！」

奏陽「かーくんのだもん！ うわぁぁ…」

…そうです…兄弟喧嘩が始まるんです…

A「どーしたのー」

奏陽「おねーちゃんがぁ！」

A「ひな？」

陽菜「私、何もしてないもん！横から急に奏陽が！」

オモチャの取り合いってところか…

A「二人とも仲良く遊ばなきゃダメでしょ？それに、今からマサイのとこに行くんだから、泣いてる顔だと笑われちゃうよーw」

陽菜「…ママは？」

A「ごめんね、今から会議なの。お弁当作っておくね！」

奏陽「もきゅは？」

A「いるよーw」

また別のお休みの日には

叔母「2人に会いに来ちゃった！w」

A「久しぶりだねw 入って、入ってw」

叔母「今日は？仕事？」

A「会議とかは無いんだけど、編集が溜まっちゃってて…」

叔母が会いに来てくれたんだけど…

陽菜「これ、ひなの！」

奏陽「かーくんの！」

陽菜「ひながママに買ってもらったんだもん！」

奏陽「うわぁぁぁん」

あら…また…

叔母「あららw どーしたのー」

叔母が2人を慰めに行ってくれたから編集を進めていた

叔母「A」

A「んー？」

叔母「あの2人とちゃんと話してる？」

A「…どういうこと？」

叔母が真剣に話し出したから、編集を止めた

叔母「最近、兄弟喧嘩ばっかりじゃない？あの子達」

A「うん…」

叔母「子どもが喧嘩するのって、親に構って欲しいっていう意味があるの」

A「構って欲しい…」

叔母「放置してるって言ってるんじゃないのよ？ちゃんと子育てしてても、ああやって喧嘩する時もあるんだからw 」

A「どうしたらいいの？そういう時…」

叔母「ふふw Aも一緒にあの子達と遊んであげなさいw あなたも仕事のことを忘れてねw」

A「…」

叔母「じゃないと、眉間のシワ取れないわよ？w」

A「えっ…」

叔母「難しい顔しすぎw あなたの仕事のことは分からないけど、もっとリラックスしなさいね？」

これからはもっとあの子達と一緒に遊んであげようと思った
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まゆさん
リクエストありがとうございました！

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