[Fischer's] 希望の光 短編集 Part.9

ゴミ？！ イルカ？！ ページ3

シルク side

それはある日、突然に起こった

シルク「いってぇぇ！！」

飲み物を取りに行こうと立ち上がり歩き出すと、バキッという音とともに足の裏に激痛が走った

A「どしたの？！」

俺が声を出したためにAが走って現れた

シルク「なんか激痛が…あ…」

A「あ…」

俺の足元を見ると奏陽の車のオモチャが壊れていた

奏陽「ママー、かーくんのぶーぶどこー？」

あ…このままだと…

奏陽「あー！かーくんのぶーぶ！」

奏陽は、目に涙を溜めてオモチャを眺めている

A「こ、これはね？わざとじゃないんだよ？」

奏陽「パパ…パパ嫌い！わぁぁぁ！」

シルク「？！」

Aは泣き止まない奏陽を別の部屋に連れて行った

嫌いって…言われたよな…今…

…なんてことだぁぁ！？

俺が何か言う前に嫌いって言われた…ショックでヤバい…

と、とりあえず直して、謝るしかない

メンバーが家に集まっても俺はオモチャを直していた

ペケ「ねぇ、シルク」

シルク「ん？」

ペケ「それ…ゴミ？」

シルク「…」

ダーマ「ゴミwww」

シルク「お前、どこにゴミに接着剤付けてるバカがいるんだよ！w」

ペケ「え？目の前」

ンダホ「ヤバwww」

ペケ「だって、タイヤが訳わかんないところに付いてるよ？」

シルク「…だぁぁ！ズレた！」

ダーマ「お前、不器用にも程があるだろw」

マサイ「動揺しすぎw」

シルク「まじでどうすりゃいいんだよ…」

A「奏陽も、本当に嫌いだなんて思ってないって」

モトキ「俺が直そうか？」

シルク「いや、俺がやる。やってしまったのは俺だし、ちゃんと謝りてぇから」

それから車がどんなんだったかを必死で思いだし、メンバーやAに手伝ってもらいながら何とか元の形に戻した

シルク「奏陽、ちょっとおいでー」

奏陽が、とてとてという効果音がピッタリのような足音で歩いてくる

シルク「ごめんな？奏陽のオモチャ壊しちまって。」

奏陽の前に直した車を差し出す

シルク「完全に元通りってわけじゃないけど…遊べるようには…」

奏陽「わぁ！カッコイイ！イルカしゃん！」

どうしても傷が目立つところには、Fischer'sシールで隠した

シルク「…いや、それ…サメ…」

奏陽「イルカしゃん！パパありがとー！しゅきー！」

シルク「イルカじゃ…ま、何でもいっかw パパも奏陽好きーw」

奏陽「きゃはw」

奏陽に好きって言われたら何でもOKだわw
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sirasuさん
リクエストありがとうございました！

役得→←刺される？！ ��

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