[Fischer's] 希望の光 短編集 Part.9

刺される？！ �� ページ2

シルク side

今日はAが朝から美容院に行った

昨日から、イメチェンだ！って騒いでたw

可愛くなって帰ってくるんだろうなぁ…って思ってた矢先、Aの携帯から電話がかかってきた

お、タイミングぴったりw

シルク「もしもーし」

Aの携帯なのに、知らない人が出た

？『Aさんが、何者かに刺されました。今、救急車呼んでます。』

シルク「はぁ？そんな嘘が通用すると…」

A『はぁ…はぁ…ごめ…本当…』

シルク「A？！ 大丈夫なのか！？」

A『…はぁ…ヤバいかもっ…』

救急車が到着したような音が聞こえた

？『このままスピーカーにしておきます！私も一緒に乗り込みます！すぐに病院まで来てください！』

携帯を繋いだまま、財布だけを掴んで外に出た

俺…これ以上になく焦ってる…

その携帯から病院名が聞こえ、タクシーを捕まえようとしてると、ダホの車が見え急いで前に出て止めて病院まで送ってもらった

病院に着いて、手術室の前まで向かった

？「シルクさん！」

シルク「あ…電話の方」

？「良かった…Aさんが出てくるまで間に合いました。あ、ごめんなさい。私、視聴者なんです…」

シルク「いえ、助けていただきありがとうございました」

とりあえずの挨拶だけ終わらせてベンチに座った

どうしよう…Aがヤバいって言ってたよな…

今までヤバいなんて言ったこと無かったのに…

Aがいなくなったら…俺は…

視聴者「大丈夫ですか？」

シルク「…大丈夫なわけ…ないじゃないですか…」

視聴者「…こういう時って、私達がしっかりしておかなきゃ」

シルク「あなたに分かるわけないじゃないですか！俺にとってAがどれだけ大切なのか！」

視聴者「…分かりますよ…私も親を亡くしてるので。」

シルク「あっ…」

視聴者「Aさん、きっと頑張ってます。シルクさんやメンバーさんに会うために。だから、私達は取り乱してる時間があったら、その頑張りを応援してあげないとダメなんです。」

シルク「ごめんなさい」

視聴者「いえ、私もあの時は取り乱してた側なのでw」

その時、手術室のランプが消え、中から寝たAが出てきた

医者に聞くと、Aはよく頑張ったみたいで、もう大丈夫だそうだ

ふと、自分の足元を見ると履いてる靴が左右違うもので、俺がどれだけ焦っていたかを物語っていた

これほどまで焦ったことはない1日だった
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らいとさん
リクエストありがとうございました！

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